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「推し活」マーケティングのすすめ

「推し活」マーケティングのすすめ
 

ホンネは顧客を選びたい!?

売上が厳しくなり、「藁にもすがる」思いで集客すると、不思議なことに、決まってトラブルを引き起こす顧客を捕まえてしまいます。
また、既存の顧客にも様々な顧客がいますので、「顧客第一主義」を掲げている企業でも、「こんな顧客を第一にしたい」という思いはあるでしょう。
つまり、「選んだ顧客に選ばれるようになりたい」というのがホンネではないでしょうか?
 

「推し活」とは

「推し活」とは、音楽やアニメ、ゲームなどで好きなグループや作家、作品を応援する消費のことを指します。
このような業界では、製造業のように、一般的な意味での原価という概念はほとんどなく、消費者が価値を見い出しさえすれば、価格は青天井で上昇します。
また、推してもらえる仕組みをつくれば、競争環境から脱却することができます。
これは、音楽やアニメ、ゲームなどにかぎったことではなく、企業活動にも応用できます。
 

ファンベース・マーケティング

「推し活」は排他的ではなく、ファン同士の連帯感が強いのが特徴です。
なぜならば、ファン(支持者)が多くなるほど、推している人が喜ぶからです。

経営活動において、このような仕組みづくりを、「ファンベース・マーケティング」といいます。
言い換えれば、「推され活の仕組みづくり」です。
そのためには、すべての顧客に好かれようとするのではなく、自社の特徴を徹底的に尖らせ、それを求める特定の顧客層だけを対象にビジネスを展開することです。
 

自社の商品を半製品と定義すること

どのような商品であろうと、顧客に使ってもらって、はじめて本来の役割を果たすことができます。
つまり、自社の商品を、「販売して使ってもらうまでは半製品(単なる製造物)であり、使ってもらって、はじめて商品(顧客に価値をもたらすもの)になる」と定義するのです。

たとえ完成品であろうと、自社の商品は、ある意味では半製品であり、顧客に自由にカスタマイズしてもらいます。
購入検討の段階では、貴社からの「ご提案」という形で使用時のイメージをしっかり持ってもらえるようにします。
しかし、実際の使い方は購入者によって決まりますので、その利用方法や改善点をフィードバックしてもらい、商品の改善・改良、次の商品開発に反映させます。

そうすることで、「販売者vs購入者」の関係ではなく、「ファンとともに商品や提供方法を成長させる」コンセプトにすると、ファン的な顧客との結びつきが一層強くなります。
人は、他人の意見に反対しても、自分の意見に反対することはありません。
ファンとともに商品や提供方法を成長させるとは、他人事ではなく、自分事になってもらうということです。
「ファンとともに」をスローガンに掲げて、「推され活」(ファンベース・マーケティング)の仕組みをつくってみてはいかがでしょうか?
この仕組みができあがると、おのずと「ニッチな市場を占有」できます。
 

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2024/06/11

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