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リスキリングとドラッカー

リスキリングとドラッカー
 

まず、ドラッカーだけ学びなさい

環境変化が起これば、これまでの成功体験や蓄積したノウハウやスキルが陳腐化することがあります。
そのような状況に立たされた経営者のリスキリング(学び直し)は、ドラッカーを学ぶことから始めることをお薦めします。

ドラッカーは、「マネジメントの父」と言われているように、バラバラに派生してきた経営に関する知識を、はじめて体系化した人です。
その状況は、砂時計のくびれを思い浮かべてもらえばわかりやすいですね。

経営論は、さまざまな人たちが、自分の専門分野や専門的な立場から確立してきました。
それらの知識を統合し、不足分を自ら追加してマネジメントとして体系化したのがドラッカーでした。
その後、それぞれの研究者や経営者たちが、自分の専門分野や得意分野から、マネジメントの各論を発展させてきました。

研究者であれば、マネジメントの各論を極めればよいのですが、経営者は総合的に理解し、実践しなければなりません。
そのための教材としては、経営を体系的に学ぶことができるドラッカーが最適です。
そうした意味で、「まず、ドラッカーだけ学びなさい」と言いたいのです。

新しい年のスタートに当たり、経営の基本と原則を学び直すことは、とても有意義なことです。

ちなみに、経営理論と経営論という表現がありますが、経営理論は、その正しさを客観的な根拠で証明する必要があり、論文形式になります。
それを評価する側も、根拠の正誤を判断しなければならないので、読者対象は、研究者の世界に限られます。

一方の経営論は、因果関係がしっかりしていればそれでOKです。
たとえば、一流の経営者たちが、「確かに、そう思う」「その考えを取り入れることにしよう」と評価すれば、そだけで良い経営論と言えます。

なお、ベストセラー=良い経営論とは限りません。
ベストセラーは流行に左右されるからです。
そうした意味で良い経営論=ロングセラーと考えればよいでしょう。

ドラッカーの著書の多くは、ロングセラーになっています。
この点からも、「まず、ドラッカーだけ学びなさい」と言い切っても良いと思っています。

#ドラッカー_顧客創造 #マーケティング_イノベーション #ニッチ戦略
2023/01/10

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