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差別化と独自化

差別化とは

「差別化とは、他社と同じ土俵で、違う何かを提供すること」です。 つまり、同じジャンルで違うモノを提供したり、違う提供の仕方をしたりすることで実現します。 例えば、トヨタ自動車をはじめとする日本の自動車メーカーは、現場力(組織能力)の高さという他社との違いで「高品質」をつくり出し、差別化を図ってきました。 それは、日本企業の多くは、基本的に創造的模倣(他社の成功をひと工夫してマネすること)を中心にしてきましたので、差別化戦略を武器に戦わざるをえなかったのです。

独自化とは

「独自化とは、他社と戦わないために、違う土俵で何かを提供すること」です。 つまり、他社と違うジャンルで、違うモノを提供したり、違う提供の仕方をしたりすることです。 例えば、フェラーリを始めとするヨーロッパの自動車メーカーの多くは、自社特有の文化(戦略の異質さ)を売ることで存続してきました。 それは、ヨーロッパの伝統と文化が基盤になっているからでしょう。また、量販では日米の自動車メーカーおよびフォルクスワーゲンに敵(かな)わず、ニッチ戦略を取らざるをえなかった現実もあると思われます。

差別化と独自化は「and」で考える

私たちは、差別化と独自化を、差別化するか、独自化するかの「or」で考えがちです。しかし、他社と異質なモノを、他社がマネできないレベルでつくると、他社がマネしようにもマネできない世界に入っていくことができます。 とくに、対象市場が小さいニッチ市場だと、努力しても見返り(リターン)が少ないため、他社はあえてマネしようとしません。そこに高収益事業が築けるニッチ戦略の魅力があります。 と言うことで、「自社の事業や商品は、いつかは他社にマネされる」ことを前提に、これからは差別化と独自化を「and」で考えるニッチ戦略を採用しましょう。 なお、『ドラッカーに学ぶ「ニッチ戦略」の教科書』はここから購入できます。
2019/09/17

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