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情報発信からメッセージ発信の時代へ

メッセージ発信の時代へ
  情報が氾濫している今日では、情報発信では足りません。
一般的な意味で「情報=お知らせ」となっているからです。
したがって、特定のお客様層に向けて、メッセージ(訴えること)を発信しなければ、スルーされてしまいます。
このような観点から、チラシ、POP、店舗のディスプレイ、HP、SNS、パンフレット、展示会、販売員のセールストーク、試供品の配布など、貴社から発信するすべてを、「メッセージ」としてとらえます。
 

キャッチコピーをつくる

お客様はつねに分かりやすさを求めています。
複雑で分かりにくいことを、努力して理解しようとはしません。
したがって、商品の魅力を簡潔で分かりやすく伝える必要があります。

それがキャッチコピーです。
貴社の商品や提供方法の特徴を一言で表現すると、どのようになりますか?
下記の質問に答えて、対象とするお客様(ペルソナ)に魅力が伝わるかどうかチェックしてください。
また、まだキャッチコピーを作っていなければ、下記の質問に答える形でキャッチコピーをつくりましょう。
  • 主張が明確ですか?
  • ペルソナのニーズに合っていますか?
  • 他社との違いが分かりますか?
  • 新しい魅力的な提案になっていますか?
 

3つの魅力(この特徴で勝つ)を打ち出す

キャッチコピーをさらに分かりやすくするのが「3つの魅力(この特徴で勝つ)」です。
キャッチコピーで打ち出した、ペルソナにとって他社とは違う魅力的な提案を、さらに詳しく伝えるものです。
詳しくといっても、ダラダラとした文章ではありません。
たとえば、牛丼の吉野家の「うまい・はやい・やすい」をキャッチコピーだとすると、「3つの魅力(この特徴で勝つ)」を
  • うまい=味付けが良い、見た目がキレイ
  • はやい=すぐに座れる、すぐ注文を取りにくる、すぐ牛丼が出てくる
  • やすい=価格が安い、ボリュームがある
というふうに表現すると、キャッチコピーが具体的になり、より対象とするお客様に伝わりやすくなります。
なお、この場合の対象とするお客様は、「速く・安く昼食を済ませたいけれど、まずいのは嫌だ!」というビジネスパーソンです。
 

主なメッセージの発信方法

メッセージの発信方法には、チラシ、POP、店舗のディスプレイ、HP、SNS、パンフレット、展示会、販売員のセールストーク、試供品の配布など、があります。
これらを、お客様の特性、商品の特性、貴社の能力などから判断して最適な方法を選んでください。
なお、すべてを徹底的に行うのが理想的かもしれませんが、ヒト・モノ・カネ・時間・能力に限界がある以上、現実的には不可能です。
すべてを中途半端に行うよりも、これらのなかから、1つ、あるいは2つ~3つを選んで、徹底してメッセージとしてキャッチコピー、3つの魅力を繰り返し発信したほうが、訴求効果があります。

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2020/08/28

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