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ドラッカーのニッチ戦略:事業目的

事業とは何か

事業とは、自社の望む価格で、ペルソナ(顧客ではなく、あえてペルソナと表現する)に問題解決の手段である商品を買ってもらうものです。

そのペルソナの「どのような問題を解決するか」あるいは「どのような満足を勝ち取るか」が、事業目的です。

事業目的は、狭すぎず、広すぎず

事業を取り巻く環境も、高い山の天気のように目まぐるしく変わります。だから、事業目的も絞りすぎてはいけません。狭すぎると、変化についていけないからです。

例えば、任天堂は、(明文化していたかどうかは別として)自社の事業目的を「テレビゲーム」と絞り込みすぎたことで、携帯電話への対応が遅れたようです。

反対に、事業目的を「娯楽」とすれば、あまりにも広すぎて選択と集中ができず、事業を展開するときに、判断基準にならなくなります。

狭すぎず、広すぎず、ちょうどよい事業目的を設定するのは難しいのですが、うまく設定できると、ビジネス・モデルの骨格になります。

ちなみに、弊社の事業目的は、

ドラッカーで、継続的に儲かるビジネス・モデル創りを支援する!

です。「ドラッカー」は限定していますが、「儲かるビジネス・モデル」がどのようなものかは限定していません。企業や状況によって、儲け方が異なるからです。

もちろん、改善の余地はあります。候補としては、

ドラッカーのニッチ戦略とイノベーションで中小企業の独自化を支援する!

ドラッカーのニッチ戦略とイノベーションで、継続的に儲かるビジネス・モデル創りを支援する!

などなどです。いずれにしても、このような事業目的を掲げている人はいないでしょうから、事業目的そのものがニッチ戦略の領域を表しています。

すべてに共通することですが、作ったときが改善・改良・進化の始まりですから、事業目的も、色々考えながら変更していきたいと考えています。
2019/09/17

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