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やりたいこと と 貢献できること
「好きこそものの上手なれ」という諺があるように、好きなことを、得意なこと・上手なことと同一視しがちです。
だから、「経営や仕事も好きなことを一生懸命にやればよい」と言う人がいますが、ドラッカーは違います。
たとえば、ノーベル物理学者のアインシュタインは、バイオリンが大好きでした。熱心に練習をしていましたが、まったく上達しませんでした。
彼は、「バイオリンがうまくなれるなら、ノーベル賞はいらない」と言っていたそうです。
つまり、必ずしも「好きなこと=上手なこと」ではないということです。
また、「やりたいこと」と「貢献できること」も別です。
なぜならば、上手にできても、それを求める顧客がいなければ企業は存在価値がない(貢献できない)からです。
やりたいことは趣味でやってください。
ビジネスはお金をもらって顧客に価値を提供するものですから、「貢献すること」が大前提になります。
蛇足ながら、ビジネスだけでなくボランティア活動も、やりたいことではなく、貢献できることでなければ、足手まといになるだけです。
動画(4分33秒)では、もう少し詳しく解説しています。
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2022/01/12 |