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STPPマーケティング

STPPマーケティング
 
■ STPマーケティング

あなたは、「STPマーケティング」という言葉を聞いたことがありますか?

これは、「マーケティングの父」と言われているフィリップ・コトラーが提唱した、マーケティングの代表的な手法の一つです。


この「STPマーケティング」という名称は、

◇セグメンテーション(segmentation:既存市場を細分化すること)
◇ターゲティング(targeting:対象市場を絞り込むこと)
◇ポジショニング(positioning:立ち位置を明らかにすること)

の3つの頭文字を取って「STP」としたものです。

ちなみに、コトラーは、STPの後工程に、マーケティングの4Pと言われる

◇商品:Product
◇価格:Price
◇流通:Place
◇販売促進:Promotion)

が続きます。



■ STPPマーケティング

これに、ドラッカーの「顧客は誰か」のペルソナ(persona:理想的な顧客像)を付け加えたのが、「STPPマーケティング」で、藤屋のオリジナル理論(新理論)です。

STPで、立ち位置まで明確にしても、そこには、まだ、様々なタイプの顧客がいますので、今日の成熟した市場環境では絞り込みが足りません。


特に生態的ニッチ戦略では、STPマーケティングだけでは、4P(商品:Product、価格:Price、流通:Place、販売促進:Promotion)を確立することができません。

そのために、最後にもう1つのP(ペルソナ)が必要になります。
もっとも、この理論が受け入れられるかどうかは別問題ですが・・・



■ 顧客は誰かが最も大事

「STPPマーケティング」は、ドラッカーの教えに基づいて最後のP(persona、理想的・具体的な顧客像)を加えました。

人は、あまりに選択肢が増えると判断できなくなります。
そうなると、買うのをやめてしまいます。

したがって、現在のように情報が氾濫していると、対象顧客を特定し、かつ、ニーズまで特定しなければ、発信した情報が対象顧客に届かないので買ってもらえません。


ところで、ほとんどの人は、既存の商品が十分なものでなくても、その不便さをそのまま受け入れてしまいます。

そこに、もっと使い勝手が良いモノを創り出し、特定の人たちに向けて、「既存の商品やサービスには、〇〇のような問題がありますよ!」と訴求すれば、受け入れてもらえる可能性が出てきます。

これが「藤屋式ニッチ戦略」です。


今回ご紹介した「STPPマーケティング」のように、既存の商品に足りないと思うものを一つ加えただけでも、簡単に新商品を創り出すことができます。

たとえば、「〇〇で××する」でも、Aさんにとっては〇〇をより強調し、Bさんには××をより強調しなければならないことがあります。


「誰に」と「何を」が決まれば、事業の骨子も、商品やサービスの骨子も、販売促進も流通経路もほぼ決まります。

ですから、これからはSTPPで考えてみてください。



■ このような考え方と実践は、下記のセミナーで学ぶことができます。

既存事業の高収益化と既存商品を高付加価値化する
【藤屋式ニッチ戦略塾】6ヵ月コース(通塾コース)


既存事業の高収益化と既存商品を高付加価値化する
【藤屋式ニッチ戦略塾】6ヵ月コース(映像コース)
2019/11/28

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