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ニッチ先生の見聞思 傍目八目
的を射た塾生さんの質問とアドバイス
主催している【藤屋式ニッチ戦略塾】毎月の例会で、発表者に対する他の塾生さんからの質問やアドバイスで、「いい質問をしているな」とか、「この視点はなかったな」とか、「これは現実的だ」とか、「なるほど!」と感心することが多くなってきました。例会後のAさんとの話のなかで、「Bさんの成長がスゴイですね。最初の頃とは別人ですね!」という話になりました。
本人の前では、Aさんの褒め言葉を聞いたことがなかったのに、です。
それだけ、Bさんに対する期待が大きいとも言えますが・・・
そのBさんは、本業ではいい仕事をしているのですが、専門外であるニッチ戦略では、他の塾生さんと同じように、試行錯誤を繰り返しています。
しかし、Bさんのアドバイスも、最近では的を射たものになってきています。
不足しているものは経験をベースにした説得力だけのようです。
傍目八目
傍目八目(おかめ はちもく)とは、「人の碁をわきから見ていると、打っている人より八目も先まで手が読めるということから、第三者は当事者よりも情勢が客観的によく判断できる」という意味です。岡目八目と書くこともありますが、傍目(おかめ)の字を使ったほうが、実態を表しているように思えます。
ドラッカーを学び出して、1年を過ぎるころから、塾生の皆さんも「傍目八目」になっていきます。
それまでは、自分の経験から質問をしたり、アドバイスしたりしていますので、発表者が納得するケースは多くありません。
ところが、ドラッカーを基準に質問されたり、アドバイスされたりすると、認識の間違いに気づくのです。
これは、共通言語の共通理解に基づいているから、違和感なく受け入れることができるようになるからでしょう。
にもかかわらず、ご自身のことになると、なかなか気づかないのが経営の難しいところです。
「経営の」と言うよりも、「人生の」と言ったほうが、正しいのかもしれませんね。
良質の練習はウソをつかない
それでも、1年、2年と繰り返しドラッカーを学んでいると、業績は向上していきます。それは、傍目のように八目先は読めなくても、間違いなく二目先や三目先は読めるようになっているからでしょう。
いや、これからの学び方次第で、傍目と同じように自分の経営の八目先まで読めるようになると思いますし、さらに感性を磨くと、傍目以上に先のことが読めるようになることでしょう。
と言うのも、傍目八目が利益に結びつくのはニッチ先生のような仕事をしている人たちです。
経営者は、当事者にならなければ利益に結びつけることができません。
もっとも、「提案営業」では、ドラッカー(傍目八目)の視点が武器になります。 一度、試してみてください。
あなたも、藤屋式ニッチ戦略塾でドラッカー+αの【傍目八目力】を習得しましょう。
先行きが不透明になればなるほど貴重な社長力になってきます。
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2020/07/29 |