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ニッチ戦略 マーケティングから見た価格の役割
価格で差別化する
誰が何と言おうと、「良いものは高い」、これが常識です。良いもので安いものがあると、何か裏があるのではないかと勘ぐってしまいます。
これが消費者心理です。
あなたは、商品に対する自信がある。
しかし、高くすると売れなくなるのではないかと思い、他の商品より、少しだけ高い価格を設定している状態ではありませんか?
あるいは、しぶしぶ、他社と同じ価格にしている状態ではありませんか?
あなたの会社の商品は、価格面だけ考えると、
- 安いから買ってもらっている
- 高いけど買ってもらっている
- 高いから買ってもらっている
もちろん、他社並みの価格であれば、この項は該当しません。
たとえば、10,000円と11,000円の商品では比較の対象になります。
しかし、10,000円と50,000円の商品では比較の対象から外れます。
そして、他に50,000円の商品がなければ競争が起きないため、その商品がお客様自身にとって50,000円の価値があるか、今ほしいか、だけが判断基準になります。
一般商品ではありえませんが、ニッチな商品では普通にありえることです。
たとえば、1個100,000円の桃や、数万円のブドウもあります。
一般市場でこの価格はありえませんが、ありえるのがニッチ市場です。
もし、特徴ある商品や提供方法をお持ちなら、顧客が価格を聞いただけで、「特別」であることがわかり、関心を持ってもらえるような価格設定を試みませんか?
上記の果物のように超高価格は無理かもしれませんが、1.5倍~2倍の価格設定ができれば、価格競争から抜け出せ、マーケティング上、非常に有利なポジションを築くことができます。
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2022/08/30 |