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ニッチなヒット商品の開発方法
他社のメガヒット商品のヒット理由と真逆のことをする
まずはメガヒット商品のヒットの理由を分析し、次にそれと真逆のことをしてください。すると、たとえ貴社の商品がヒットしても、メガヒット商品をもつ企業は貴社の商品に追随することができません。
なぜならば、貴社のマネをするとメガヒット商品がヒットした理由を自ら否定することになり、メガヒット商品が危うくなるからです。
たとえば、アサヒのスーパードライ(非熱処理)がヒットしても、キリンがすぐに追随できなかったのはトップブランドのラガー(熱処理)のうまさを否定することになるからでした。
あるいは、朝飲んで美味しいアサヒワンダーモーニングショットが売れても、コカ・コーラが追随できなかったのは、缶コーヒーでトップブランドの「いつ飲んでも美味しいジョージア」のコンセプトと矛盾するからです。
事例はわかりやすくするために、誰もが知っている大企業を使っています。
しかし、中小企業であれば、さらに対象顧客を絞り込めますので、貴社なりのヒット商品を生み出すことが可能です。
この考え方で現在の商品を見直したり、商品開発したりするのが【藤屋式ニッチ戦略】です。
ニッチ戦略が有効な理由
トップブランド商品に不満や反感をもつ人は必ずいます。それと言うのも、人には、「皆が良いというから欲しいと思う人」と「皆が良いというから欲しくない人」がいるからです。
メガヒット商品の市場シェアが100%でないかぎり、必ず少数派(ニッチ)を好むお客様がいます。
仮に100%であったとしても、その周辺には潜在的なニーズが潜んでいます。
なぜならば、ニーズが多様化している市場では、パーフェクトの商品などありえないからです。
そのお客様方の「満たされていないニーズ」に対応するのも【藤屋式ニッチ戦略】です。
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2023/06/06 |