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値上げとイメージの関係
顧客は、価格で商品の質をイメージする
1枚500円のバスタオルと、1枚5,000円のバスタオルから受ける肌触りのイメージは、それぞれ、どのようなものですか?あるいは、1本1,000円のワインと、1本10,000円のワインから受ける品質のイメージは、それぞれ、どのようなものですか?
ニッチ先生は、内容について何も言っていません。
提供した情報は価格だけです。
それでもあなたは、価格によってそれぞれの商品をイメージできたはずです。
そうなのです。
人は、価格によって商品をイメージします。
つまり、数ある商品を、価格という基準で位置づけ(ランクづけ、ポジショニング)するのです。
つまり、ポジショニングとは、自社の商品を、市場のどこに位置づけるかを決めることに他なりません。
ポジショニングには、「品質そのもの」よりも、「良い品質というイメージ」のほうが、大きく影響します。
ですから、市場に「良い品質というイメージ」を持ってもらいたければ、他社並みの価格から離れれば離れるほど、つまり、値上げすればするほど、イメージに違いが出てきます。
あなたは現在のランキングで満足か?
常識として、価格によって市場に位置づけられたイメージを覆すのは、たいへんな労力を要します。もし、良い商品を、他社とは違う方法で提供しているのであれば、もっと適性に評価してもらいたいと思っていませんか?
言い換えると、市場での評価の位置づけ(ランキング)をあげたいと思っていませんか?
【客離れしない値上げの手順】にしたがえば、収益を改善できるうえに、市場での評価(ポジショニング、品質のイメージ)も上がります。
客離れしない値上げの手順を、
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2021/03/24 |