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値上げは戦略的に行う
戦略的な値上げは粗利益率と売上げをアップする
市場相場に合わせて値上げしたり値下げしたりするのは、戦略的な経営ではなく成り行き経営です。確かな意思をもって儲かる仕組みをつくるのが戦略的な経営です。
さて、市場相場と関係なく行う値上げの条件には、「非競争の環境」があります。
非競争の環境づくりには、競争がない環境をつくるニッチ戦略が不可欠です。
ニッチ戦略で、欲しい商品や提供方法なのに競合がない状況をつくります。
それで、「顧客が進んで支払う価格」(WTP:Willingness To Pay)を設定することができるようになります。
ニッチ戦略略は「誰に・何を・どのように」で練り上げていきます。
戦略が機能すれば顧客が進んで支払う価格設定(つまり、値上げ)ができます。
また、値上げできるのは、他社と違う魅力が打ち出せている状態ですから、利益を伴う売上げも増えていきます。
視点を変えれば、利益を伴う売上をもたらしてくれるのは、優良顧客です。
したがって、「戦略的な値上げが優良顧客を増やす」とも言えるのです。
2021/07/02 |