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事業戦略 ニッチな市場を独占する

ニッチな市場を独占する
 

他社にできないではなく、他社はやりたがらない

生態的ニッチとは、動植物が占有できる場所・空間のことです。
これをビジネスに置き換えると、非競争の独占市場になります。
大きな市場を対象にしなければならない大企業では、市場を独占するのは、物理的にも法律(独占禁止法)的にも不可能です。
しかし、中小企業が小さな市場を独占するには、物理的にも法律的にもなんら問題ありません。

独占市場をつくるには4つの条件があります。
4つのマネ防止策(参入障壁)と言い換えてもいいでしょう。
これらのうち、2つ以上を組み合わせれば、ほぼ間違いなく独占市場を創ることができます。
 

相対的に小さな市場

小さな市場であれば、大企業が参入してくることはありません。
しかし、「小さい市場」の「小さい」は、あくまでも相対的なサイズです。
富山県の光岡自動車株式会社の自動車開発部門は20億円で、生態的ニッチ(占有できる)市場です。

また、高級スポーツカーのフェラーリの売上高は4,000億円を超えています。
ただし、生産台数は9,000台にも満たず、市場シェアは0.01%未満ですから、超ニッチの生態的ニッチ(ポジション、立ち位置、独自市場)を確保しています。
 

業界の非常識

他社と違うこと、未知の領域のことに取り組むには勇気を必要とします。
したがって、ほとんどの会社は、横並び意識で経営をしています。
また、新しいことが常識や当たり前のこととして受け入れられるには時間を要します。

しかし、その新しいこと、常識はずれのことが狭い範囲(生態的ニッチ)にとどまっていると、永遠に世間や業界の常識や当たり前にはなりません。
したがって、追随者(新規参入者)は現れず、「変わり者」として放っておいてもらえます。
 

いっけん、儲かりそうにない

たとえば、グーグルは、有料だったインターネットのポータルサイトを無料にしました。 これだけでは収益性がないので他社は手を出しませんでした。

同社はたくさん集まってくる閲覧者を対象に、「ウェブ広告会社」という新しい業態をつくりあげました。
しかし、他社には儲かる仕組みがわからなかったため、追随する会社はありませんでした。
そして、追随してくるまでの間に、圧倒的な地位を確立しました。

もうひとつの事例ですが、スター・マイカ株式会社という不動産仲介業者がいます。
同社は、東京の山手線近くのマンションを対象に、オーナーチェンジに特化したビジネスモデルで急成長しました。

マンションに入居者がいる状態で、所有者(賃貸人)が変わることをオーナーチェンジといいます。
しかし、入居者がいると売買がしにくいので、大手の不動産会社は取り扱いをしたがりません。
それを「オーナーチェンジ専門の不動産売買」という生態的ニッチ市場で、ほぼ無競争の市場を開拓しました。

なお、同社はマンション一棟から数物件しか買わないという分散投資を原則として成長しました。
しかし、上場を果たして以降、マンションの一棟買いなど、生態的ニッチから少しずつずれ出したようです。
したがって、強力なライバルが現れる可能性が出ています。
 

めんどうくさそう

楽して儲かる。誰もが望むビジネスモデルですが、たんなる幻想です。
楽して儲かる分野には、誰もが殺到しますので、すぐに儲からなくなります。
新しいビジネスが発生し、先行者の利益を確認すると、新規参入者が殺到し、やがてレッドオーシャン(過当競争の市場)になり、赤字事業の清算のために撤退する。
これが繰り返されています。

しかし、めんどうくさいと分かっている事業・やり方に追随する会社はほとんどありません。
儲かるとわかっていても放っておいてもらえるのです。
ですから、お客様のニーズはあるが、競合がいない状況がつくれ、儲かる仕組みを継続できるのです。

* 粗利益率アップに関心がある方はこちらもどうぞ!
 
2020/10/01

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