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ガラパゴス化が可能な理由
ニーズに適合する とニーズを創り出す
ドラッカーは、「ニーズに適合するだけでは、まだ充分ではない。自らニーズを創り出すことも必要」と述べています。人は事業環境を創り出すことができる
ガラパゴス諸島の動植物は、環境に適合することしかできません。しかし、ビジネスでは、環境に適応することができますし、環境を創り出すこともできます。
与えられた環境に適応するだけの受け身の考え方では、高収益事業に転換することはできないのです。
種間競争だけでなく種内競争も排除できる
ガラパゴス諸島の動植物は、強い競合から逃れる種間競争を避けることができました。しかし、自ら商品開発、道具の開発、啓蒙活動などができないため、種内競争をなくすことはできていません。
ところが、自ら環境を整えることができる人間は、他社との「棲み分け」(対象ニーズを変えること)と、「食い分け」(顧客を変えること)で、オンリーワンになること(独自化)ができます。
あるいは、少なくともニッチトップに立つこと(ダントツの差別化)ができます。
もちろん、これらの前提には、「強みを持つこと」「その強みを活用すること」があります。
これが、ガラパゴス化が可能な理由であり、ガラパゴス化の魅力でもあります。
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2021/10/12 |