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余人をもって代えがたし

余人をもって代えたがし

■ プロ中のプロ

「余人をもって代えがたし」とは、「他の人では誰も代わりができない。
それくらい重要な人」という意味です。

藤屋主宰の経営塾にも、そのような人が何人かいます。

そのなかの一人が、崎山博教さん(ザック国際特許事務所 所長)です。
彼の仕事ぶりは、プロ中のプロです。

特許(知財)の目的は、儲かる商品を法的に守ることです。
しかし、多くの弁理士は、知財の出願を仕事の目的にしています。
それはそれで問題ありません。

特許出願・商標登録の手続き代行などが弁理士の仕事だからです。

そのような弁理士の世界にあって、崎山さんの仕事は、単なる特許出願の手続き代行ではありません。
ご自身の仕事を、「儲かる商品を模倣されないように、法律的に守ること」と定義しています。

彼のコンセプトは、「儲けさせてナンボの特許出願」です。

したがって、儲からないような特許申請のときは、その旨も伝えているそうです。

逆に、特許が取得できそうにないときでも、「特許出願中」「特許出願済み」で他社の模倣を排除できそうなときは、特許出願を勧めるそうです。
そのためのノウハウ・スキルを身につけています。

このような弁理士はめったにいません。
まさに、「余人をもって代えがたし」という表現がピッタリくるような仕事ぶりです。


■ 価値主導の価格設定になっていない

しかし、残念なことに彼の報酬は、提供している価値にふさわしい金額ではありません。

本人は、「一般的な弁理士」価格よりも高めは設定していると言っています。
しかし、まだ、設定している価格が、提供価値に見合っていません。

いわゆる「弁理士(特許事務所)価格」を基準にした「価格主導型の価格設定」になっています。


藤屋は、仕事の質(価値)を無視した相場価格が許せなくて、創業数年後には、中小企業診断士・社会保険労務士の肩書を外しました。
資格を表に出すと、どのように優れていたとしても、その資格の資格者のなかの1人とみなされてしまいます。

とくに、価格設定の場合に資格による「資格者相場」にされてしまいます。

では、そうならないために、どうするか?
藤屋は、「差別化戦略コンサルタント」という肩書をつけました。
また、ドラッカー関連の本が売れ出したら、「ドラッカーの藤屋」とブランディングしました。

崎山さんの場合も、「〇〇コンサルタント」という肩書をつけて、「特許申請もやっていますよ」という立ち位置(ポジショニング)にすればよいのです。


■ 価格にプライドと生産性を反映させる

士業にかぎらず、他社がマネできない、あるいは、マネしたくないような商品や提供方法があれば、それなりのプライドを持って仕事に通り組んでいることでしょう。
その価値を、ぜひ、価格に反映させてください。

藤屋は、プライドを持って仕事をしていますので、まず、コストプラスの価格に変更しました。

そしてさらに、提供価値に見合った料金にしました。

あなたも、独自化や差別化された商品をもっているの出れば、ぜひ、価値主導型の価格設定を検討してみてください。

他社・他の人に代替できない仕事をしているのであれば、その仕事の価値を、しっかりと価格に反映させるべきです。


■ このような考え方は、下記のサービスで学べます

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