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商品開発の着眼点
無意識を意識的に観察する
あなたは、生活の中で、何%を意識的な行動で過ごし、何%を無意識の行動で過ごしているでしょうか?生活において習慣になっていることは、ほとんどが無意識の行動です。
また、仕事においてもルーティン業務になっている部分は、ほとんど無意識に行なっていると思います。
ほとんどの人が、多少、不満・不便、生産性が低いと分かっていても、そのまま使い続けたり、その行動を繰り返したりしています。
そして、それがいつの間にか当たり前になって、不満・不便、生産性が低いとも感じなくなっていきます。
あるいは、そもそも、当たり前と思っているので、非合理な行動を強いられていても、それが非合理だと感じないケースもたくさんあります。
これらのことが原因になっていますので、無意識に行動しているなかに、「やりにくそう」「嫌そう」「不快そう」「面倒くさそう」「窮屈そう」なことを見出すことができます。
しかし、当人たちは、当たり前になっているので、それらの行動に違和感はありません。それに気づく方法は観察だけです。
観察により、ネガティブ(否定的な・消極的な・後ろ向きな・負の・暗いの意味)な無意識の感情や行動を見つけ、その解説策を考えることが商品開発の着眼点です。
これは、「ニーズに応える」ではなく、「ニーズを創り出す」ほうです。
たとえば、タクシーが捕まりにくいけども、それは仕方がないことと諦めていたところに、ウーバーが、待たなくてよい「タクシーの配車システム」を開発しました。
あなたのまわりにも、このようなことがたくさんあるのではないでしょうか?
本来、ビジネスとは、「お客様の困ったの解消手段の提供」ですから、コロナ禍で生活環境、仕事環境が変わっていますので、多くの「不便」「不足」「不安」などが発生していることでしょう。
今一度、意識しながら、貴社のまわり、お客様のまわりを観察してみましょう。
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2020/06/11 |