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ニッチ先生の見聞思:本当の優しさ
辛らつさ極めていた歌番組の審査員
ちょっと古い話で恐縮です。昭和の歌謡曲をリードした作曲家の古賀政男さん、遠藤実さん、服部良一さんらと並び称される船村徹さんが、2017年2月16日に逝去(享年84歳)されました。
作曲した歌謡曲は5,000曲を超えると言われています。
ニッチ先生が中学生の頃、テレビで「歌謡番組」がいくつかありました。
歌が好きだった父が見ていたので、ニッチ先生も見ていました。
素人対象のものが多かったと思うのですが、素人もプロも出場できる番組に『全日本歌謡選手権』がありました。
10週間合格すると、グランドチャンピオンとして、レコードデビューができました。
売れない歌手にとっては、再デビューの登竜門になるので、出場者は必死でした。
番組出身者には、五木ひろしさん、八代亜紀さん、天童よしみさん、中条きよしさん、山本譲二さんなどの実力歌手がいます。
その歌番組のゲスト審査員の一人に船村徹さんがいました。
当時のニッチ先生は、船村さんのコメントが大嫌いでした。
とにかく、不合格の人に酷評するです。
厳しい表情で、
あなたは、歌手には向かない。あきらめて他の職業を選択したほうがよいとか、
すぐに田舎に帰りなさいなどと言うのです。
当然、言われた出場者は大泣きします。
「歌手になる」という夢を持って出場するのですから、その夢をつぶし、不適という烙印(らくいん)を押すようなコメントをテレビで言われるのですから、相当なショックだったはずです。
他の審査員で、そこまでいう人はいませんでした。
中学生の頃のニッチ先生には、酷評する船村徹さんのコメントが許せませんでした。
「お前、何様のつもりだ」と反発していたのです。
彼が審査員を務めるときは、コメントを聞きたくないので、見なかったほどです。
とても優しい審査員
あるとき(たぶん、高校生になっていたと思います)、「素人のど自慢」の審査員を、船村徹さんがしているのを見ました。「あっ、あいつだ!」と思ったのですが、船村徹さんは、同じ人間とは思えないほどニコニコしながら、「歌は楽しく歌えばよいのです」と、どのような出場者にも、とても優しいのです。
そのとき初めて、船村徹さんの本質に触れた気がしました。
「プロ志願者」番組の審査員のときは、中途半端に夢を追わないように、諭(さと)していたのですね。
「プロをあきらめさせるための引導を渡す」嫌われ役を、あえて引き受けていた船村徹さんの「本当の優しさ」に気づいた瞬間でした。
ちなみに、彼は長年、女性刑務所を慰問するなどのボランティア活動を続けていました。
業績向上率83.3%のための「厳しい質問をする優しさ」
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そのため、塾では、「事業の本質をつく質問」を大切にしています。
入塾して半年ほどは、よほど優秀な塾生さんでないかぎり、答えに窮するような質問を次々と浴びせます。
それが嫌で退塾される方もいます。
質問には、業界や社内の常識を打ち破らなければ答えることができません。
しかし、質問に答えられるようになるとともに業績があがってきます。
すべての塾生企業さんが対前年比を超えるように、さらに質問に磨きをかけていこうと考えています。
それが塾生さんの入塾目的であり、ニッチ先生が塾を主催する目的だからです。
なお、業績評価の基準を「対前年比」にするのは、ドラッカーの視点とは違うことは分かっています。 ドラッカーならば、
理想事業を設計して、そこから逆算して目標を設定しなさいと言うでしょう。 しかし、塾生さんの習熟度に差があり、理想事業の設計が未熟な方もいますので、塾全体の業績を評価する指標(=ものさし)にはなりえません。
それで便宜的に「対前年比」を塾の評価指標にしています。
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2020/07/09 |