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ぴよぴよドラッカー教室011:イノベーションって何?

ドラッカーのイノベーションは、技術革新ではなく、「利益を生み出す新たな仕組みや活動」を意味します。

◆イノベーションは「革新」と「継続的な改善」で起こす◆

一般的に言われているように、「イノベーション=技術革新」ではありません。
明治の日本は、技術はすべて欧米から輸入しましたが、社会的なイノベーションによって、江戸時代とはまったく異なる発展を遂げることができました。
また、第二次世界大戦後の日本の高度成長も同じ方法で成し遂げました。

つまり、イノベーションとは、「新しい経済価値を生み出すための革新のすべて」をさすのです。
その中には、技術革新、制度(仕組み)の革新、用途の開発や変更なども含まれます。
なお、革新のみをさすように思われがちですが、「継続的な改善」を続けていると、原型を留めない商品に進化することもあります。
ですから、これもイノベーションと言えるでしょう。
ただし、継続的な改善がイノベーションになるには、「継続的な経営環境」が前提になります。
たとえば、ガソリンエンジンを改良し続けても、電気自動車の時代になれば通用しません。

◆イノベーションを生み出す3つの手法◆

◇外国・他業界・他地域・他社で導入されていることで、ひと工夫して取り組めば、「失敗のリスクがなく」かつ「短期間」でのイノベーション(商品や仕組みの開発、市場の開拓など)が可能になります。
それが「創造的模倣」です。

◇既存のものの「新しい用途の開発」や「用途の変更」でも、イノベーションを起こすことができます。
たとえば、そろばんを計算器でなく、子どもの能力開発、高齢者の認知症予防などの考具(脳を鍛える道具)として売れば、まったく新しい商品を開発したのと同じです。
これが「用途の開発・変更」です。

◇既存の何かと別分野の何かを組み合わせても、イノベーションを起こすことができます。
たとえば、弊社で開発した新しい事業戦略である【ペルソナイズ戦略】は、ドラッカーをベースに、(1)生態的ニッチ戦略、(2)カテゴライズ戦略、(3)ファン化・信者化戦略、(4)ブランド戦略、を統合したものです。
4つの戦略モデルは既に存在していましたが、統合したものはありませんでした。
これが「新結合」という手法です。

2019/09/20

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