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差別化戦略 情報発信からメッセージ発信へ
情報は【お知らせ】
対象とするお客様が、あなたの会社やあなたの会社の商品を知らなければ、買ってもらえる可能性はゼロです。インターネットやSNSに情報が氾濫しています。
これが5Gの時代になると、さらに氾濫します。
したがって、あなたの会社もしっかりしたメッセージ発信の仕組みをつくって対応しなければ、存在さえも忘れられてしまいます。
逆に、しっかりした対応をすれば、進化したインターネットやSNSを味方にすることができます。
中小企業の情報発信のイメージは、【お知らせ】程度のものになっているようです。
とくにSNSでは、「コミュニティ」を意識した専門家のアドバイスは、
コミュニティだから、販売を意識したコテコテの情報発信はNG。みんなが引いてしまう」的なものが多いようです。
SNSを仲間づくりのコミュニティとして活用する場合は、正しいかもしれません。
しかし、ビジネスとして活用する場合は別です。
多くの人に好かれるのではなく、お客様づくり、ファンづくりが目的ですから、【お知らせ】程度では、ほとんど印象に残りません。
もちろん、サイト運営の趣旨を逸脱したものはNGですが、趣旨の範囲内での活用法を模索してください。
あるいは、ビジネスに使えないようなSNSサイトを利用していることが問題だと考えてください。
たとえば、LINE公式アカウント、Instagram、YouTubeでは、ビジネスに関するメッセージ発信は問題ないようです。
メッセージは【訴えかけ】
ニッチ先生は「書くタイプの人間」ですから、主に著書、メルマガでメッセージを発信しています。その補助手段としてLINE公式アカウントを使っています。
はじめの頃は、どうしてもアクセス・友だち・フォロワーの数が気になって仕方ありませんでした。
しかし、新たな理想事業を設計し、「100人の中小企業の経営者の方にファンになってもらえれば、事業として成り立つ」と割り切ってからは、思い切り絞り込んだペルソナを設定したビジネスモデル(仕組み)づくりを進めるとともに、ペルソナに向けたメッセージを発信するようにしました。
メッセージを届けたい人も明確ですから、「ニッチ先生」としてのスタンスで、本当に伝えたい人に、伝えたいメッセージを配信しています。
コンセプトに基づいたメッセージを発信する
メッセージの発信が、販促業務から戦略業務に変わっています。短期的な視点や場当たり的な発信では、氾濫している情報の渦に飲み込まれて、ペルソナ的なお客様にメッセージが届かないからです。
したがって、どのような人に向けて、どのような内容のメッセージを、どのような媒体を使って、どのようなタイミングで発信しつづけるのかを設計してください。
そうすると、一貫性をもって、意図的・継続的にメッセージを発信する仕組みになります。
もちろん、商品やサービスの訴求だけでなく、ときどきは、経営理念や事業のコンセプトなどを発信することも必要ですし、時事ネタやエッセイのような肩の力を抜いてもらうような内容も必要になるでしょう。
それらを含めて、「弊社はこんな会社です」と訴える(理解してもらう)メッセージを発信することが重要になるのです。
これからは、多くの業種・業態で、お客様とのコミュニケーション、とくに見込み客とのコミュニケーションは、オンラインが主要な手段になってきます。
だからこそ逆に、人間的な側面が重要になってくるのです。
基本的に、ビジネスは人と人との関係のうえに成り立つものです。
自分を理解してもらい、お客様を理解して、はじめてビジネスは成り立つものだと再認識してください。
テレビCMは、なぜ、同じものを繰り返して流すのか?
メッセージを発信するときの間違いが、「これは、何度も発信したから、やめておこう」という発想です。同じ内容を、何度、発信しても問題ありません。
テレビCM、新聞や雑誌の広告と同じです。一度や二度で、あなたの会社からのメッセージを受け取ってくれる人はほとんどいません。
繰り返して発信して、ようやく気づいてもらえるものなのです。
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2020/10/29 |