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製造業の生産性が高い理由
製造業は仕事に生産性向上の解決策を求める
製造業が製造の改善について考えるとき、作業の生産性を向上させることだけを考えるのではありません。まったく新しい作業の方法を発見するか、もっと徹底的に、業務そのものを変えてしまう方法を見つけ出そうと努力します。
今まで以上に、激しく働くとか、長く働くとか、自己犠牲の範囲を広げるなどと考えることもありません。
その代わりに、今まで以上に考えて、ある問題に対する別の見方を学ぼうとします。
具体的にいうと、当初に設定した生産目標を一段と高めるには、どんな道具が必要か、どんなスキル、プロセス、管理体制、品質管理、報奨制度などが考えられるかをテーマにします。
つまり、製造は技術や仕事の論理で考えるから成果をあげることができるのです。
製造業では、それぞれの必要なプロセスや作業のなかに、その解決策を探そうとします。
たとえば、低価格の機械をつくろうとすれば、その機械の本質と構造そのものから解決策が生まれると考えるのです。
もっとも、高くても買ってもらえる独自化できる機械を開発すること以上の生産性向上策はありませんが。。。
サービス業は人に生産性向上の解決策を求める
ちなみに、サービス業では、生産性向上の解決策を、仕事ではなく、「作業の実施者」に求める傾向があります。サービス向上の決め手は、そのサービスを行う人間のスキルと取り組み意欲を高める以外にない、と考えているようです。
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2022/03/09 |