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中小企業経営 不況対策 忍び寄る不況に備える

不況対策 備えあれば患いなし

「人事を尽くして天命を待つ」
意味は、ご存知のように、「人としてできるかぎりのことを実行し、その結果は天の意思にまかせる」です。
「天命」を「不況」に置き換えると、忍び寄る不況に対しても同じことが言えます。
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という諺(ことわざ)がありますが、リーマンショックの頃を思い出してください。
悲惨な経験をされた方も多いと思います。
経営者として、ご自身が同じ思いを繰り返してはいけませんし、社員さんに同じ思いをさせてはいけません。

不況対策 不況の予兆

忍び寄る不況は、「すでに起こった未来」です。
「〇年△月から不況になる」とは、複雑な要素が絡み合っていますので断言できませんが、不況期がくることは断言できます。
現在は、近代、まれにみる景気の上昇期です。
なだらかな上昇ですから実感はないかもしれませんが、統計的にみても上昇期であることは間違いありません。

人間は、幼少期や青年期に病気になってもすぐに回復します。
しかし、年を取るにしたがって、病気の程度はひどくなりますし、回復まで時間がかかるようになります。
国の経済状態も同じです。
日本経済は、壮年期から老年期に差し掛かろうとしています。
また、日本はもちろんですが世界の政治家を見ても、次の選挙のことばかり考えて、抜本的な対策を先送りしています。
国の経済は、イギリス病と言われた構造的な経済不況を克服したサッチャー政権期のイギリスのように、老年期から壮年期に戻すことも可能ですが、今の日本でそれを望むことはできません。

さらに、オリンピック需要も、過去の状況をみると前年には収束しています。
つまり、オリンピック後に不況がくると思われているものが、早まる可能性が強いと思ったほうが無難です。
早めに対策に取り組めば、それだけ良い備えができます。

また、日本の消費に大きな影響を与えている外国人観光客も、中国や韓国をはじめとするアジア諸国からの来日客が大半ですが、これも、各国の経済状況の結果です。
しかし、この状況も揺らいでいます。
とくに、もっとも来日客が多い中国の経済状態が揺らいでいるのが気がかりです。

中国以上に日本経済に影響があるアメリカの経済も中国と同じような状況です。

このような状況を認知しながら、不況がくるまで何もしないというのは、「人事を尽くさずに天命を待つ」という自殺行為に等しいことです。

不況対策 9つの実務

不況が来てから、あわてて対策を講じようとする、「泥棒を見て縄を綯(な)う」方式では、人員整理・廃業・倒産しか選択肢がありません。
そうなる前に、次の9つのことに、やれるところから取り組んでください。

  • 拡大志向から転換るす
  • 手持ち資金を増やす
  • 捨てる勇気を持つ
  • ムダなぜい肉を削ぎ落す
  • 売上先を分散する
  • 不況の影響が少ない顧客を開拓する
  • 利益率が高い商品にシフトする
  • 下請け仕事から元請け仕事にシフトする
  • 競争がない市場にシフトする
個別の内容については、順次、説明していきます。

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