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ぴよぴよドラッカー教室007:ドラッカーの「知識」

ドラッカーがいう知識とは、資質+学習+経験=成果をあげる能力(知識、ノウハウ、強み、知恵)です。

◆経験だけでは成果はあがらない◆

文字は経験で認識できても、「けいけん」が「経」と「験」となり、それが「経験」となって「実際に見たり、聞いたり、行ったりすること」を表すのは、体験ではなく、学習が必要になってきます。
現在、増え続けている知識労働者は、このような学習によって得た知識をもとに仕事をしています。
肉体労働は、体験に創意工夫を上乗せすることで、生産性をあげることができます。
しかし、技術者・研究者・管理者の仕事は、体験プラス分析や予測、新たな考え方や方法論など、専門知識をフル活用して、はじめて成果をあげることができるのです。
競争が激化すると、競争を勝ち抜くための、より高度な学習を求められるようになります。

◆体系的な学習と実践で能力をあげる◆

ナレッジ(knowledge)を、一般的な用語としての「知識」と訳したことで、ビジネス用語としては、意味があいまいになってしまいました。
そこで、成果をあげるための知識を「ノウハウ」「強み」と訳すと、わかりやすくなってきます。
ドラッカーも言っているように、ビジネスは「資質」が必要であるとともに「科学」も必要になります。
さらに、経験で身につく「技能」の要素も多分に含んでいます。
ですから、「ノウハウ」や「強み」には技能も含めることにします。
そうすることで、知識=ノウハウ・強みとなり、「資質」×「学習」×「経験」で習得するできるようになって、ビジネスの実態に近づきます。

2019/09/20

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