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「戦略」という言葉を考える

戦略という言葉を考える
 

戦略とは

戦略を辞書で確認すると、「一般的には特定の目的を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・応用科学」とあります。
経営の専門書を見ると、事業の方向性を定めたり、対象市場・商品・流通経路などを特定したりするときに用いる言葉です。
しかし、ビジネス本では、販売戦略、商品戦略、店舗戦略、人事戦略、財務戦略などと、本来であれば、戦略遂行の手段(戦術)レベルのことにまで「戦略」という単語を使っています。
これが、戦略をわかりにくくしています。
 

戦略の正しい用法

財務が独立した機能であれば、財務戦略はありえます。
しかし、戦略遂行を資金の面から支えるのであれば、戦略と言う単語を使うとややこしくなってしまいます。
あくまでも、戦略遂行のための財務であるべきで、たとえば、資金計画、収支計画と表現すべきでしょう。

同じように、販売戦略ではなく、販売方針や販売計画。
人事戦略ではなく、人事方針や採用計画のほうが適正な表現になります。
また、事業戦略のなかに市場に関する要素も含まれていますので、市場戦略というのもおかしな表現です。

おもしろいことに、ドラッカーの著書に、世の中にあふれている「マーケティング戦略」なる単語は出てきません。
また、イノベーションに関する著書(イノベーションと企業家精神)はあるのですが、マーケティングに関する本はありません。
それは、マーケティングは、事業全体に関わる機能であり、マーケティングだけを切り離して論ずることはできないからです。

たとえば、「マーケティングの父」と言われているフィリップ・コトラーの代表的な著書は『マーケティング原理』『マーケティング・マネジメント』というタイトルです。
なかには『戦略的マーケティング』というタイトルの著書がありますが、原著名は『KOTLER ON MARKETING』で、戦略を理解していない訳者や編集者が命名したのでしょう。
 

戦略を使うと実効性が乏しくなる

なぜ、このようなテーマをあげて書いているかと言いますと、「戦略」という単語を使うと、大言壮語(できそうにもないことや威勢のいいことを言うこと。
口では大きなことを言っても実行が伴わないこと)に陥りやすいからです。
戦略という単語を使うことで、現場との認識が乖離(かいり:結びつかないこと)して、方針や計画が、社員さんたちには腑に落ちないものになってしまいます。
とくに、中小企業では、経営戦略と、複数の事業があれば、事業ごとの「〇〇事業戦略」があれば十分です。
ニッチ先生はドラッカーの教えにもとづいて、言葉(の定義)を大事に扱っています。
ぜひ、あなたも、社内で使う言葉を大事に扱ってください。
言葉1つで、実行力に大きな差が出てくるからです。
 

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2020/06/03

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