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ニッチ先生の見聞思 破綻に導く事業戦略
すでに起こった未来を加味しない事業戦略は役に立たない
もう2年前になりますが、オックスフォード大学と野村総合研究所の共同研究で、IT・AI・ロボットなどの進化で、10年後になくなる職業が発表されました。たぶん、その通りにはならないと思います。
というのも、数十年前の予測で、すでに無くなっているはずの職業や業務形態で、今日でもしっかり利益を出しているものも多いからです。
たとえば、アパレル関連の下請け企業などは、数十年前から絶滅危惧種に指定されていましたが、営業利益率10%を超える企業も存在しています。
あるいは、デジタル化で消滅しているはずのレコード針の製造会社なども同様です。
これらとは逆に、絶滅危惧種に指定されなかった業種・業態で、ほとんど目にしなくなった、あるいは、聞かなくなったものもたくさんあります。
将来を予測することは不可能ですが、「すでに起こった未来」として、現象はすでに起こっているけれど、まだ影響が出ていないけれど、その影響は必ず自社の事業に影響を与えるもの。
たとえば、少子・高齢化のさらなる進行、IT・AI・ロボット、IoT、3Dプリンターなどの急速な進化および普及などがそれです。
これらを加味しないで、理想事業を設計するのは、ほとんど自殺行為に等しいといえます。
言い換えれば、そのようなものは、「理想事業の設計」ではなく、「破たん事業の設計」です。
過剰に悲観的になる必要はありませんが、何も考えようとしないのは最悪です。
少なくとも、
- 手が打てる範囲での最悪の経営環境
- 対応できる最高の経営環境
- これらの中間でもっともありそうな経営環境
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2020/08/11 |