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ニッチ戦略 理想とする5年後の数値目標は?
理想像を描くから足りないものが見えてくる
3泊4日の旅行をイメージしてください。さて、どのような準備をすればよいのでしょうか。
これだけでは、何を・どのように準備すればよいのか、まるでわかりませんよね。
このようなときには、とりあえず旅行に必要な基本的な着替えの下着、洗面道具、クレジットカード、多少の現金の準備はできます。
しかし、旅行の目的がわからなければ、それ以上の準備はできません。
- 出張のように効率を優先するのか
- 仲間との旅行のように楽しさを優先するのか
- 家族旅行のように、子どもを中心にするのか
- 同じ家族旅行でも、高齢の両親を中心にするのか
それによって、準備するものがわかります。
会社の経営もこれと同じです。
どのような会社にしたいのかで、誰に・何を・どのように提供するのかが決まります。
この「どのような会社にしたいのか」が「理想企業の設計」であり、単一事業を展開する小さな会社の場合は、「理想事業の設計」になります。
会社は常に「目標による経営」です。
なりたい姿、あるべき姿から逆算することで、何を・どのタイミングで・どれくらい・どのような人たちが行うのか、そのために何が足りないのか、それをどのようにして習得・調達するのかがわかってきます。
計画はその通り行くことはほとんどありません。
しかし、理想事業を描く(設計する)ことで、やるべきことが明確になり、成り行き経営から脱却することができます。
5年後の数値目標は?
会社経営で重要なことは、自分たちの仕事ぶりを測定できる「尺度」(ものさし)があることです。それが、「いつまでに・どのレベルに到達するか」を具体化する数値目標です。
社員全員が「できるだけガンバレばよい」と考えるかもしれません。
しかし、共通認識がなければ、各人それなりにガンバルのですが仕事のペースと質が一致しません。
それは、品質が異なる部品で一つの商品をつくっているようなものです。
よい商品ができるわけがありません。
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2020/05/17 |