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ニッチトップ戦略とは
ニッチトップ戦略とは
中小企業が経営のスタンスを変え、市場でのポジションを変えて「お山の大将」や「小さい池の大きな魚」になり、高収益事業を実現するための事業戦略です。経営のスタンスとは、経営理念やビジョンに基づく、企業の方向性や基本的な考え方、企業の立ち位置や役割、企業が目指す姿のことです。
経営のスタンスは、企業の根幹を支える考え方であり、企業の行動や判断に大きな影響を与えます。
市場でのポジションとは、競合他社との関係性、市場における位置づけのことです。
市場でのポジションは、企業が競争の中でどのように生き残っていくかという戦略的な要素です。
今、貴社の事業がニッチトップでなければ、ニッチトップになるために、経営のスタンスと市場でのポジションを変える必要があります。
経営のスタンスを変える8つの視点
経営のスタンスを変える視点は、下記の8つです。- 世間相場の価格設定 ⇒ 価値基準の価格設定
- ノーブランド ⇒ ブランド
- 下請け ⇒ 元請け
- 卸売 ⇒ 直販
- 部品製造 ⇒ セット部品・最終商品の製造
- 仕入小売・仕入卸売 ⇒ 製造小売・ 製造卸売
- プラットフォーマー経由の集客 ⇒ 自前の集客
- OEM ⇒ ODM
市場でのポジションを変える10の視点
現在、競争市場にいるのであれば、非競争・弱競争の市場を探して移行しなければなりません。また、非競争・弱競争の市場がなければ、満たされていないニーズを探して自ら新しい市場を創り出さなければなりません。
市場でのポジションを変えてニッチトップに立つには、
- 特定顧客
- 特定ニーズ
- カスタマイズ
- 特定用途
- 特定価格帯
- 数量限定
- 特定地域
- 特定期間
- 特定チャネル
- 特定プロセス
に絞り込む(ニッチシフトする)必要があります。
ニッチトップ戦略の3つの魅力
ドラッカーとコトラーをベースにしたニッチトップ戦略(=藤屋式ニッチ戦略)には、次の3つの魅力があります。- 既存の商品やサービスをニッチトップにする
- 新たなニッチトップの商品やサービスを開発する
- 新たなニッチトップ市場を創出する
ニッチトップ戦略は、中小企業が断トツの差別化を図る戦略ですから、粗利益率アップだけでなく、ニッチトップ商品やサービスを求める顧客を惹きつけ、 売上もアップできるようになります。
また、ニッチトップのためには、商品や提供方法の品質を高めるだけでなく、商品や提供方法のイメージを高めることも必要です。
イメージを高める方法には、
- 専門効果
- No.1効果
- 価格効果
- ネーミング効果
があります。
ニッチトップ戦略は、このイメージを高める4つの効果にも取り組むことになります。
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2023/11/07 |