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中小企業経営 売れる商品を開発できない

Q:完成品のメーカーです

ゲームセンター向けの機械をつくっている会社です。
特許も多数有しており、技術力には自信を持っているのですが、売れる商品が開発できていません。
どうしたらよいでしょうか?

A:ハードよりもソフトに力を入れてください

技術は道具にすぎません。
ビジネスにおける道具の役割は、売れる商品をつくり出すことです。
しかし、技術に自信がある企業は、いつの間にか技術が目的になってしまいます。
それが売れる商品を開発できなくなる理由です。

7年程前の事例で恐縮です。
たとえば、パチンコ・スロットの機械メーカーに平和という好業績企業がありました。財務体質はバツグンなのですが、数年、以前ほどのヒット商品を出せていませんでした。
同業のもう一つの好業績企業であるサンキョウは、「海物語」というロングセラーの商品を有しているばかりではなく、浜崎あゆみや倖田來未(くみ)などのヒット商品を出し続けていました。
業界関係者に聞いたのですが、両社の違いはハードに重点を置いているか、ソフトに重点を置いているかの違いだそうです。
平和は豊富な特許を含む高い技術力を有しています。
一方のサンキョウは、特許よりも有力な版権を持っているというのです。
10年以上も前から、浜崎あゆみや倖田來未など、お客様が遊びたくなるようなキャラクターの使用権を人気タレントの所属事務所と包括契約を結び、商品開発に生かしているのです。
なお、現在の両社の業績とは関係がない、過去の話であることを申し添えておきます。

同じように、ソニーがアメリカの映画会社を買収したことがありました。
同社は、「ハードを売る会社から、ソフトを提供するためのハードの会社に変更した」とドラッカーの著書で紹介されました。
これらの事例でわかるように、技術は手段(道具)であり、それ自体に価値があるのではなく、有効に使ってこそ、価値が生まれるのです。 あなたの会社は、ソフト開発にどれほど重点を置いているのでしょうか?
もし、「技術力さえあれば何とかなる」と考えているのであれば、考えを改めるべきです。
徹頭徹尾、ソフト開発にこだわってください。
自社開発が難しいのであれば、共同開発でも購入でもけっこうです。
お客様が望んでいるのは、楽しさなのですから。

このような思考法は、下記のビジネス教材で学ぶことができます

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2019/09/20

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