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ニッチ戦略 選択と集中で増収増益の仕組みをつくる

ニッチ戦略 選択と集中で増収増益の仕組みをつくる
 

一点を照らす「スポットライト」の発想で集中する

  • マネジメントの父と言われたドラッカーは「選択と集中をしなさい」と言い、
  • マーケティングの父と言われているコトラーは「ターゲティングしなさい」と言い、
  • ポジショニング戦略で著名なコンサルティングのライズは「フォーカスしなさい」と言い、
  • 比叡山延暦寺の開祖 最澄は「一隅を照らす者でありなさい」と教えました

  表現は違いますが、いずれも「万人受け」とは反対の考え方です。

トヨタ自動車のような世界有数の会社でさえ、基本的には自動車だけしかつくっていません。
したがって、トヨタ自動車ほどの経営資源(ヒト・モノ・カネ・ノウハウ・時間)がない、中小企業が多角化を進めても、高収益会社にはなれないと腹をくくることです。

それよりも、限定的な市場(ニーズ)に焦点を当て、そこをスポットライトで照らすような強いメッセージを発信できるビジネスを展開するのです。
言い換えると、マニアックな人に、ファンや信者さんになってもらえるような商品や提供方法を設計し、メッセージを発信しつづけるくらいの気持ちで、対象とする顧客ためだけのビジネスを展開するのです。

中小企業は、欲張ってすべてのニーズに対応しようとしても実現は不可能です。
それよりも、100人に1人、1,000人に1人にお客様になってもらえることを考えましょう。
そのために、1%の人、0.1%の人にトコトン満足してもらえる商品や提供方法に変えてください。
それでファンができ、さらに信者さんにまでなってもらえると粗利益率も売上も上がります。

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2022/06/20

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