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中小企業経営 強みを生かす
チームで仕事ができない部下をどうすれば…
Q:システム開発の会社ですが、根っからのオタクでプロジェクトチームの一員として仕事ができない社員がいます。
一人だとすごく仕事はできるのですが、どうすればよいのでしょうか?
弊社では、システム開発は、案件ごとのチームで行なっています。
A:彼の特性を活かした仕事のやり方をさせてください。
たとえば、銅という金属を使うときは、銅の特性を活かした使い方をします。
銅がガラスと違うからと言って、銅がダメとはならないでしょう。
食材でも同じで、魚には魚の、野菜には野菜の素材を活かした使い方をします。
同じ野菜でもトマトと大根は料理の方法や使い方が違います。
原料や素材は、その特性にあった使い方をして、長所を最大に引き出すのに、どうして人間だけは、一律に使うのでしょうか。
原料や素材に、さらに感情という特性が加わるにもかかわらず。
システム開発だから、プロジェクトチームで行なわなければならないのでしょうか?
セル生産システムみたいな仕事の仕方はできないのでしょうか?
さらに、それができたとして、チーム制とセル制を併用させることはできないのでしょうか?
セル生産システムでの評価制度がないとのことですが、優秀な人材は、何ものにも変えがたい財産のはずです。
彼を手放したくなければ、もう一つ、評価制度をつくれば解決できる問題です。
基準は一人当たりの生産性、時間当たりの生産性、期間あたりの収益をプロジェクトチームの一人当たりと同じにすれば良いだけですね。
また、すべての業務をセル生産システムにできなければ、工程ごとにチームでやらせるか、個人でやらせるか、を分けるだけでも、互いの負担が軽減します。
人材が不足している状況であれば、せっかくの人材を、活かして使う方法をひと工夫しましょう。
既成概念にとらわれないように。
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2019/09/20 |