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既存事業を高収益事業に変える方法
事業戦略設計の常識を疑え
経営論の常識として、事業戦略を設計するプロセスは、「誰に・何を・どのように」と教わってきました。色々なことができる大企業はそれが正しいと思います。
しかし、業績が良い企業でも、できることが限られているのが中小企業です。
だとすると、本当に「誰に・何を・どのように」の順番で良いのでしょうか?
もしも、特徴ある何かを持っているのに、経常利益が10%未満であれば、「何を、どのように、誰に、いくらで」で考えてみることをお薦めします。
適性な設計プロセス
「マネジメントの父」と呼ばれているピーター・ドラッカーは、「顧客が事業であるのと同じように、強みが事業である」と教えています。しかし、強みと経営資源にかぎりがある中小企業は、「強みを先に考え、その強みで顧客満足を支援する」のほうが現実的でしょう。
したがって、
- 強みは何か?
- 強みが生み出す価値は何か?
- その価値を認めるのはどんな顧客か?
- いくらで売るか?
- その顧客にどのようにして到達するか?
で、事業を再考してください。
たとえば、
- 強みは何か ⇒ ○○の試作品を超短納期でつくれること
- 強みが生み出す価値は何か ⇒ 商品開発期間の短縮
- その価値を認めるのはどんな顧客か ⇒ 商品開発を急ぐ必要がある企業
- いくらで売るか ⇒ 試作品の納期期間で段階的に
- その顧客にどのようにして到達するか ⇒ 流通チャネル&メッセージ発信
のような感じです。
この事例の部分を、御社に置き換えると、儲かる事業に転換できます。
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2024/02/27 |