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ニッチ戦略 市場シェアではなく利益を追う
大衆に媚びず特定顧客の特定ニーズに応える
独占市場をつくるには4つの条件があります。4つのマネ防止策(参入障壁)と言い換えてもいいでしょう。
これらのうち、2つ以上を組み合わせれば、ほぼ間違いなく非競争の市場を創り出すことができます。
まず、小さな市場であれば、最大の脅威である大企業が参入してくることはありません。
しかし、「小さい市場」の「小さい」は、あくまでも相対的なサイズです。
たとえば、光岡自動車株式会社(富山県)の自動車開発部門は30億円弱で、生態的ニッチ(占有できる)市場です。
さらに、高級スポーツカーのフェラーリの2021年の売上高は約5,620億円、純利益は1,095億円です。
ただし、生産台数は11,155台で、世界の車の年間生産台数が約8,055万台という点からすれば、市場シェアは約0.01%ですから、超ニッチの高収益ニッチを確保していることになります。
そのために、あえて「売れるだけ売る」ことはせず、生態的ニッチ(占有できる市場)を確保し続けるために、「売りたいだけ売る」を貫いています。
なお、フェラーリの1台当たりの営業利益は、約1,200万円で、2位のポルシェの200万円弱、ベンツの50数万円、トヨタの30万円弱を大きく引き離しています。
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2022/08/10 |