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競争戦略に勝者はいない!
容易な事業はすぐに競争が激しくなる
容易な事業はみんながやるから競争も激しくなります。価格競争をしても利益率が落ちるだけです。
十分な利益が出なければ、必要なサービスもできません。
品質も最低限を維持するレベルに留めざるを得ません。
これでは、社員や協力会社はもちろん、価格以外を求める顧客以外を満足させることはできません。
苦労してでも競争がない市場をさがすべきです。
競争すれば、良くて消耗戦、負ければ倒産につながりかねません。
たとえ、部分的な競争に勝っても、次から次へと新しい競合が現れてきます。
つまり、ビジネス上の競争は、永遠に勝者がない戦いなのです。br>
ニッチはどんな市場にもある
したがって、中小企業は、誰もが面倒くさいと思い、今までのやり方では利益が出そうにないと考え、たとえ利益が出ても大手企業には魅力がないような市場で事業展開することです。それは、すごく欲しいけれど、供給先は貴社しかいないオンリーワンの市場です。
そこでは、特定顧客に高く評価され、慢心しなければ高い(適正な)利益率が継続できます。
それが、ドラッカーいう【生態的地位】(エコロジカル・ニッチ)です。
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2023/01/31 |