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中小企業経営 会議の効果的な進め方
会議は会社の縮図である
御社の会議のあり方が、あなたの会社運営が凝縮されたものだと考えてください。
それでは、会議を意義あるものにするための方法を見ていきましょう。
したがって、会議のやり方を変え、それを会社運営に応用すると、業績が見違えるように変わってきます。
今回の概要
- 会議の目的・目標を決める
- 制約条件を考える
- 行動計画をつくる
- 意思決定に責任をもたせる
- 発言に責任をもたせる
- 問題よりもチャンスに焦点をあわせる
- 会議の運営を生産的にする
- チームの一員として考え・話す
- 聴け、話すな!
【1】会議の目的・目標を決める
会議に臨むメンバーに、その会議の目的(何のための会議か)、目標(何をどの程度・どのように決めるか)を通達し、関連資料を配布したり、テーマに対する意見を求めたり、他の参加メンバーの意見を送ったりして、事務局が事前準備をしたり、参加メンバーに事前準備をさせたりしているでしょうか?
それを行なわないかぎり、会議の生産性は著(いちじる)しく低いもの(ダラダラ会議)になってしまいます。
【2】制約条件を考える
会議は何かを決めるために行なうほか、情報の共有化や意見交換のために行なうこともあります。
何かを決める会議は、行動を伴ないますので、実行の際の制約条件(守るべき価値観・法律・倫理、使えるヒト・モノ・カネ・時間など)を考えておく必要があります。
【3】行動計画をつくる
意思決定の会議は、決めて終わりではなく、実行して成果をあげて終わりです。
成果をあげるためには、行動計画の作成が必須です。
【4】意思決定に責任をもたせる
決めたことは実行されなければなりません。
実行には結果が伴ない、結果には責任が伴ないます。
責任は人に付帯しますので、かならず責任者を決めてください。
なお、意思決定の最終責任は、すべて社長が負うことに変わりはありません。
【5】発言に責任をもたせる
会議での発言には、参加者全員に責任をもたせることです。
評論家のような意見や無責任な発言は、時間の浪費ばかりか、組織文化を壊してしまいます。
【6】問題よりもチャンスに焦点をあわせる
報告の会議では、最初に良かったことを発表するようにしてください。 成功を追求すれば、その成功をさらに活かすこともできます。
【7】会議の運営を生産的にする
会議も事前準備次第で、80%程度、どのような会議になるかが決まります。
一度、会議を、人件費、交通費、会議をせずに他の仕事をしたときの成果などと比較して、コスト計算してみてください。
年間ベースで考えると、多大なコストになることがわかります。
【8】チームの一員として考え・話す
「不毛な意見の対立」や「評論家的な発言」は、当事者意識のなさが原因です。
つまり、「私は別」「私には関係ない」「私は傍観者」の状況になっている証拠です。
会議では常に、「私たち」と発言することを義務づけてください。
【9】聴け、話すな!
社長が発言すると、社員の意見が出なくなります。
社長は、「会議で自分の考えを浸透させる場」と考えた段階で、会議が会議ではなく、演説の場になってしまいます。
社長が成果をあげるとは、会社が成果をあげることです。
会議は、会社の縮図です。
会議を変更することには、何のリスクも伴ないません。
会社の発展のために、まず、会議を変革し、そのノウハウで会社全体を変え、会社の業績アップに貢献してください。
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2019/09/20 |