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ニッチ戦略のチャンスを見つける視点

◆ニッチ市場は細分化でさがす◆

過日、紹介したように、ニッチ市場そのものは、既存市場の細分化(分類・分解)でさがします。
では、選択したニッチ市場のなかで、どのような着眼でビジネス・チャンスをさがせばよいのでしょうか?

◆誰かの「困った」状況をさがす◆

ニーズとは、お金を支払ってでも解決したい不便、不足、不満、不快、不都合などです。
とは言っても、すべての人の問題を解決できるわけではありません。解決できるのは、自社の強みを活かせる領域だけです。
したがって、自社の強みで解決できる、特定分野の不便、不足、不満、不快、不都合など探せばよいのです。

◆誰かの「もっと~したい」をさがす◆

現在、困っていなくても、「現状をもっと良くしたい」と考えている人はたくさんいます。
これも、ビジネス・チャンスです。こちらは必需品ではないので、価格に上限はありません。
とくに、ファンやマニアの方々の求める商品やサービスは、付加価値が付けやすくなっています。

◆業界の古い常識・慣習がビジネス・チャンス◆

以前から言われているように、「業界の常識は、世間の非常識」です。
業界を構成する企業が、顧客ニーズをないがしろにして、自分たちに都合がよいルールを作っているからです。
この場合、視点を少し顧客寄りにするだけで、非競争のビジネス・チャンスを手に入れることができます。

以上、3つの視点でチャンスをさがすと、手付かずのチャンスにたどり着く可能性が非常に高くなります。
何しろ、ニーズはあるのに、それを満たす商品やサービスがないのですから!

2019/09/20

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