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ドラッカーの生態的ニッチ戦略 019 非競争にするキーワード その2

非競争にするキーワード ずらす

「誰に」「何を」「どのように」の視点をずらす

競争関係は、正面から対峙するのではなく、ほんの少し視点を変えるだけで、まったく違った状況になることがあります。

ずらす効果

ネットの辞書で「ずらす」の意味を確認すると、「滑らせるようにして、少し動かす。位置をちょっと横に動かす」となっています。
と言うことは、フルモデルチェンジではなく、マイナーチェンジと考えてよさそうです。

たとえば、コピー機業界のガリバーだったゼロックスに対して、アメリカ市場への進出で、キヤノンやリコーがとった市場への取り組みが、まさに「ずらす」でした。

ゼロックスは、高機能・多機能・高単価のコピー機にシフトしていきました。
1台売る努力とコストは、1,000万円の機器も10万円の機器もたいして変わらないからです。
そのゼロックスに対して、キヤノンやリコーは、同じ客層をねらわずに、ゼロックスが力を入れていなかった低機能・単機能・低価格を求める顧客層をターゲットにしました。

そして、累積販売台数が増えるにしたがって、低価格を維持しながら、少しずつ高機能・多機能に取り組んでいきました。
販売台数を増やしていくことで、ノウハウを蓄積していったのです。
その結果、価格面での優位性を武器に、アメリカのコピー機市場をゼッロクスから奪っていきました。

=続く=

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2020/02/09

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