進化論によりますと、キリンの首が伸びたのも、カタツムリの触角が伸びたのも、その生き方や環境に、より適合するためだそうだ。中小企業の勝ち残り策
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中小企業の勝ち残り策

<h3>生物学的な進化論h3>

進化論によりますと、キリンの首が伸びたのも、カタツムリの触角が伸びたのも、その生き方や環境に、より適合するためだそうだ。<br><br>
また、進化論には、「適者生存」という考え方もある。生物は、非常に高い繁殖能力を持っている。しかし、それを受け入れる自然環境には、すべての生物を活かし続けるだけの許容力(資源)はない。そのため、生物の個体や個体群(種)の間で厳しい生存競争が起こる。<br><br>
その競争に打ち勝ったもの(最適者)だけが生き残り、その子孫が残る。そうしたことが何代にもわたって繰り返され、生物は生存競争に勝つために、より環境に適合していく。<br><br>
しかし一方で、生存競争に強い種が生き残ることで、他の種を駆逐して生態系を崩していくこともある。人間が、その代表例だろう。<br><br>
こうして絶対的な強さを持つようになった種は、環境に適応するばかりではなく、自ら環境そのものを創っていくことも可能になっていく。<br>


<h3>中小企業の進化とはh3>

ドラッカーは、「未来は知りえない。また、未来は今日存在するものとも、今日予測するものとも違う」と言っている。<br><br>
つまり、「私たちにも、今日とちがう未来を創り出すことが可能だ」というのだ。また、「ネズミは、ネズミとして生きるうえでどの生物よりも優れている」とも言っている。<br><br>
これらのことから言えることは、まず、「私たちは経営環境に適合しなければ会社を存続させることはできない」ということだ。<br><br>
次に、「その経営環境も、自分たちに都合が良いように創りあげていくことは可能だ」とも言える。<br><br>
最後に、「中小企業は、中小企業として生きていくうえで、大企業や中堅企業よりも優れている」ということだ。<br><br>
これは、「個人企業は、個人企業として存続していくうえでは、大企業や中堅企業、中小企業よりも優れている」と置き換えることもできる。<br>


<h3>競争の優位性は状況により変わるh3>


生物の最良の方法が、より大きくなることではないのと同様に、企業にとって最も良いことが、規模的に大きくなることだけではない。<br><br>
私は、より競争に強く、より精神的・経済的・物質的に豊かになる「質的成長」のほうが重要だと考える。<br><br>
中小企業として生きることを決めたならば、他の会社規模に負けない優れた能力(独自化)を身につけることが可能になる。<br><br>
中小企業で進化をめざすのであれば、まず、その立ち位置(独自化のポジショニング)を決めることだ。そのためにも、どのようになりたいかのビジョン(将来の展望図、設計図)を描くことから始めなければならない。<br><br>
その設計図に基づき、一つひとつ組み上げていくことが中小企業の進化である。しかし、その大前提になるマーケティング志向とイノベーション志向を失わないこと。これは適者生存のための必須条件である。<br>
2019/08/16

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