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ニッチ戦略 提供方法だけでも差別化できる
武器にできる提供方法に気づく
提供方法を下記のような観点から分析し、特定した対象顧客の「満たされていないニーズ」に合致させれば、差別化あるいは独自化も可能です。- お客様の区別:ランク分けして特別対応するか、しないか
- 数量:小ロットから対応できるか、無限大に対応できるか
- 商圏:対象地域を限定するか、しないか
- 対応時間:限定するか、24時間365日にするか
- 納期:納品スピードをランク分けして価格に差をつけるか、つけないか
- 柔軟性:カスタマイズに対応するか、既製品だけか
- 販売方法:セルフか、接客か
- コミュニティ:つくるか、つくらないか
- 流通チャネル:限定するか、複数にするか
このほかにも、貴社の強みを活かしているものがあれば、それらを検証してみてください。
各要素について、競合と独自化や差別化できるように強みが活かせるように定義してください。
社内の当り前が武器になる
その際、「自社にとっては当り前だけど、他社はやっていない」が着眼点になります。たとえば、仕様に柔軟な対応が可能であれば、カスタマイズを特徴として打ち出すことです。
あるいは、試作品の設計のスピードが速ければ、それも特徴として打ち出せます。
ところが、それらを当たり前にやっていれば、「普通のこと」として外部にPRしていない中小企業が圧倒的に多いようです。
貴社はいかがでしょうか?
士業においては書類作成の速さは特徴として打ち出せます。
卸売業では、言われた商品を届けるだけの口銭(手数料)商売は、存在意義を無くしています。
必ず、相手の利益につながる提案型ビジネスに転換すれば差別化できます。
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2022/08/25 |