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イノベーションのアイデア

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「何それ?」と言われるものこそグッド・アイデア

「民泊」という新しい宿泊施設をつくり出し、飛ぶ鳥を落とす勢いだったエアビーアンドビー社も、コロナ禍でリストラを断行し、苦境に立たされています。
今回は、同社の創業時の話です。

いまや、世界で600万を超える宿泊施設を持つ同社ですが、事業化するときは、他社と同じように苦労しました。
CEOブライアン・チェスキーさんは、試しに始めた民泊を事業化するために動き出しました。
しかし、民泊は「アイデア事業」だったため、資金集めのために情報を公開すると、マネされるのではないかと考えました。
そして、ある人に「僕のアイデアを盗まれないか心配だ」と相談したら、その人から、「心配するな。誰も相手にしない」と言われたそうです。

この、「心配するな。誰も相手にしない」は、イノベーションのアイデアに対する最高の褒め言葉だと思います。
藤屋式ニッチ戦略でお勧めしているのが、「何それ?」と言われるアイデアに基づく新しいコンセプト、まさに、「心配するな。誰も相手にしない」事業です。
「心配するな。誰も相手にしない」アイデアの創出は、藤屋式ニッチ戦略で参入障壁(マネ防止策)として紹介している、
  • 業界の非常識
  • めんどうくさい
  • 儲かりそうにない
  • 相対的に市場規模が小さい
の評価基準をクリアしています。
そして、成功したイノベーションへの最高の褒め言葉が、「なぜ、気づかなかったのだろう!」(byドラッカー)です。

イノベーションとなる新規事業(非競争=生態的ニッチ、ブルーオーシャン)のチャンスは、あなたの身近にたくさんあります。
気づいていないだけです。
あるいは、気づこうとしていないだけです。
ぜひ、身の回りのモノやコトに、「???」の目を向けてみてください。
 

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2020/06/20

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