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ニッチの法則その4:市場のセグメンテーション

ニーズやウォンツがある

市場とは識別できる(違いが分かる)ニーズの集まりです。
その市場には、ニーズやウォンツを大きく括(くく)ったものから、細かく区分けしたものまで、さまざまなものがあります。
現在の先進国の市場では、人々の価値観が多用しているので、細かく区分した市場を想定した対応でなければ、特徴(顧客にとっての魅力)を出すことができません。

したがって、ニーズやウォンツを細かく区分(細分化)して、ピンポイントで対応する必要があります。
具体的には、現在、対象としている市場で、ニーズやウォンツを細分化する作業をしてみてください。
細分化の基準は、品質優先、機能優先、価格優先、スピード優先、サービス優先、カスタマイズ優先、デザイン優先などです。

ただし、この段階では、アイデアの抽出が目的ですから、出されたアイデアの評価をしてはいけません。評価をすると、アイデアが出にくくなるからです。

対応している商品がない

次に、出されたアイデア(ニーズやウォンツの細分化)ごとに、対応している既存商品があるかどうかを調べてみます。
ニッチ戦略は、基本的に未対応(未開拓)の市場を狙うものです。既存市場には、必ず競争相手がいるからです。
なお、未開拓の市場の発見は、上記の細分化の複数の基準を、掛け合わせれば発見できます。
たとえば、試作品の製造は、かなり大きな市場で、「スピード機能」×「カスタマイズ機能」が要求されますが、それに「設計のコンサルティング機能」を加えると、グッと市場が絞られてきます。
さらに、自社の強みを基に、コンサルティングの対象を専門性が高いものに絞り込めば、その分野ではオンリーワンになる可能が出てきます。それが対象とすべきニッチ市場です。
このような視点で、あなたの事業のニッチ度を計ってみてください。あるいは、新しい事業や商品開発のときに、このニッチの法則を活用してみてください。

2019/09/17

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