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ハイテクに振り回されるな!
話題性より実利を重視すること
テクノロジーには、ノーテク、ミドルテク、ローテク、ハイテクの4段階があります。世間の注目はハイテクに行きがちですが、ハイテクが中小企業に利益をもたらすのは、マスコミに取り上げられるようになってから、早くても数年後、通常は十数年から数十年後になります。
ちなみに、今取りざたされている人工知能(AI)は、1950年代から開発され、途中、幾度かのブームを巻き起こしては収まることを繰り返してきました。
ここ10年余りで文書作成の変換などで実用化が進み、ようやく皆が身近なものに感じられるものになってきました。
そして、昨年リリースされた「チャットGPT」などで一気に注目度が増してきました。
今回のブームは一過性ではなく、ビジネスモデルを大きく変えると思います。
だからと言って、人工知能(AI)だけで企業の業績が上がるわけではありません。
とくに、中小企業ではそれが顕著です。
たとえば、接客業で重要な「おもてなし」は、技能(スキル)としては高度なものが要求されますが、技術的にはノーテク(アナログ)の世界です。
もっとも、接客は徹底的にアナログで対応するが、顧客管理や経理・会計・予約・請求書の発行業務などは、ローテクやミドルテクをフル活用して生産性をあげている中小企業もあります。
このように考えれば、すでにあるローテク・ローテク・ミドルテクを創意工夫して、身近な不安を解消することも中小企業にとって重要な独自化や差別化、すなわち、りっぱな収益源になるのです。
ないものねだりはしないこと
「マネジメントの父」と呼ばれているドラッカーは、「できないことではなく、できることが重要」と述べていました。「何ができ、何ができないか」を、ヒト・モノ・カネ・時間・ノウハウ・スキルの視点からじっくりと考えてみましょう。
そうすることで、貴社なりの方向が見えてくるはずです。
強みを活かす経営は、弊社主宰の経営塾で学べます。
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2023/07/18 |