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技術よりも考え方がモノづくり企業の業績を変える
日本のモノづくり企業の技術力は世界に誇れる
しかし、その技術力を持ちながらも、十分な成果を上げられない企業が少なくありません。その背景には、技術力を過信したり、既存のやり方を見直さない姿勢があるように感じます。
実は、成功を左右するのは技術そのものではなく、それをどう活用し、どのように価値を提供するかという「考え方」です。
技術力の限界を超える発想の転換
たとえば、「技術が高ければ売れる」という思い込みに縛られていないでしょうか?競争が激化する市場では、技術力の高さだけでは競争優位を保つのが難しい場合があります。
多くの企業が同じ方向を目指す中、同じ土俵で戦うことは「消耗戦」に他なりません。
重要なのは「考え方」の転換
ピーター・ドラッカーは、「技術は手段であり、目的ではない」と述べています。つまり、技術力をどう価値に変換し、顧客に提供するかを考える必要があります。
そのためには、以下のような視点を取り入れることが有効です。
顧客の満たされていないニーズをさぐる
技術を活用して市場の未充足のニーズを満たすことが、独自化や断トツの差別化の鍵となります。他社が対応したがらないニッチなニーズに目を向けることで、新しい価値を創造できます。
提供方法を見直す
技術そのものではなく、それを「どのように提供するか」に焦点を当てることも重要です。例えば、短納期対応やカスタマイズ、さらには設計支援などが挙げられます。
メッセージ発信力の強化
どれだけ優れた技術があっても、その魅力を伝えられなければ意味がありません。ウェブサイト、広告、展示会など、多様なチャネルでメッセージを発信する力を磨く必要があります。
考え方の変更で成功した事例
ある企業は独自の精密加工技術を持ちながらも、売上が伸び悩んでいました。その原因は、自社の強みを正しく理解し、それを顧客の価値に結びつける発想が欠けていたことでした。
そこで、次のことを実践しました。
- 理想的な上顧客に、自社の何を評価しているのかを確認した
- そのなかで、他社がやりたがらないニッチなニーズに焦点を絞り込んだ
- そのニッチなニーズを最優先する顧客だけに絞り込んだ
- 製品の提供方法を上得意好みに変更した
- 新規顧客から提供価値に見合った価格に改定した
- 発信するメッセージの内容を整理し、ウェブサイトや営業資料を一新した
この成果を生んだのは、「技術の進化」ではなく、「価値を売るという考え方の転換」でした。
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2025/01/24 |