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現在の事業を活性化する方法
事業の3要素を刷新する
事業戦略の3要素は、「誰に・何を・どのように」です。これをさらに分解すると
- 誰に:対象市場と対象顧客
- 何を:提供価値と商品および品揃え
- どのように:提供方法と流通チャネル
になります。
現状を打破するために、これらを基に次のような6つのパターンをつくると、新たな事業展開ができるようになります。
- 誰に・何を・どのように:対象市場・顧客 ⇒ 提供価値・商品 ⇒ 提供方法・流通チャネル
- 誰に・どのように・何を:対象市場・顧客 ⇒ 提供方法・流通チャネル ⇒ 提供価値・商品
- 何を・誰に・どのように:提供価値・商品 ⇒ 対象市場・顧客 ⇒ 提供方法・流通チャネル
- 何を・どのように・誰に:提供価値・商品 ⇒ 提供方法・流通チャネル ⇒ 対象市場・顧客
- どのように・誰に・何を:提供方法・流通チャネル ⇒ 対象市場・顧客 ⇒ 提供価値・商品
- どのように・何を・誰に:提供方法・流通チャネル ⇒ 提供価値・商品 ⇒ 対象市場・顧客
自社に合ったシミュレーション・パターンを知る
事業戦略の策定手順は、「誰に・何を・どのように」の順番で決定していきます。しかし、すでに事業展開している中小企業では、現在の強みを活かしての事業展開が不可欠です。
そのため、提供価値や商品に特徴があれば、それを軸に事業展開していくことが考えられます。
また、提供方法(短納期・カスタマイズなど)に強みがあれば、それを軸に事業展開していくことが考えられます。
したがって、6つのパターンのうち、どれが自社にとって最も得意な事業展開のパターンかを考え、それに沿って事業展開していけばよいのです。
また、「誰に・何を・どのように」の対象市場、顧客、提供価値、商品、提供方法、流通チャネルの6つの要素を、「既存」と「新」に細分化すると、具体的なアイデアが出やすくなります。
たとえば、既存の対象市場・顧客に、商品はそのままに、新しい提供価値(品質から超短納期など)に変えて新しい提供方法を確立し、既存の流通チャネルで売っていくことが考えられます。
このような視点で自社の事業を見直すと、新しい成長軌道に乗り換えることが可能になります。
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2023/10/03 |