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値上げ戦略 マーケティングの極意

マーケティングの極意
 

デール・カーネギーの『人を動かす』

執筆仕事の関係で、デール・カーネギーの『人を動かす』を読み直しました。
マーケティングの基本的な考え方を学ぶには、むずかしい専門書を読むよりも、この本のほうが手っ取り早いと思いました。

これまで、さまざまなマーケティングのハウツー本も読みました。
確かに、それぞれ素晴らしい方法なのですが、中小企業にはヒト・モノ・カネ・時間・スキルの問題で、実行不可能なものも多く含まれています。

今日は、YouTubeやLINE公式アカウントなど、ほぼ無料で使える「メッセージ発信のツール」が普及しています。
これらを使いこなすためには、その操作方法を覚えることもさることながら、【買ってもらいたいお客様層を、買う気にさせる根本的な考え方が必要】であることを『人を動かす』が教えてくれます。

このようなことに気づいたので、途中から、ドラッカーのコミュニケーションの成立要件である
  • 受け手の認識:対象にしたいお客様の言葉で伝える
  • 受け手の期待:対象にしたいお客様が望んでいることを伝える
  • 受け手への要求:対象にしたいお客様のための商品だから買ってほしいと伝える
  • コミュニケーションと情報:情報を共有して、コミュニケーションの下地をつくっておく
と、重ね合わせ、「この本は、マーケティングの極意の本」という認識に変わり、その視点で読み進めていました。

なお、『人を動かす』(1999年発行の新装版)は、
  • 人を動かす3原則
  • 人に好かれる6原則
  • 人を説得する12原則
  • 人を変える9原則
  • 幸福な家庭をつくる7原則
で構成されています。
 

人を動かすの活用法

この本には、「人を動かすための原則」が書かれていまので、仕事に活用するには、「幸福な家庭をつくる7原則」を除く30の原則に従えば、マーケティングはうまくいきます。
ただし、
  • 経営の根幹になる使命(存在意義)
  • 事業の前提になる3要素:経営環境・事業目的・自社の強み
  • 事業の3要素:対象にしたい顧客・商品や提供方法・流通チャネル
を、明らかにしていることが必要条件です。

『値上げ戦略』に関心がある方はこちらもどうぞ!
2021/01/22

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