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ニッチ戦略 提携・連携の考え方

提携・連携の考え方
 

与えよ、さらば開かれん

与えよ、さらば開かれん。叩けよ、さらば開かれん
『新約聖書』(マタイによる福音書 第7章)
連携や提携を考えるときには、この言葉を思い出してください。
ニッチ先生は、道徳的や倫理的、宗教的な意味で言っているのではありません。
業績アップの視点で言っているのです。

ドラッカーは、「教えるときに、もっとも学ぶ」と言っています。
これは、与えようとするときに、もっとも得るものが大きくなるという意味です。
ニッチ先生自身、毎月、講義のためのレジュメを数種類つくりますが、毎回、発見の連続です。
1996年に経営コンサルタントと創業してからですから、もう、21年続けているにもかかわらず、です。

『フリー』(クリス・アンダーソン著)には、無料からお金を生み出す方法が、新戦略として紹介されています。
紹介されている方法は、客導線としての無料サンプルの配布や、無料ゲームの提供などです。
これらは、まず、先に与え、そののちに、与えた一部の人が買ってくれれば儲かる仕組みになっています。

連携や提携も同じ理屈です。
連携や提携するのは、与えるものより、得られるほうが自社にとって重要だから行なうのです。
「与える」「得られる」順番は問題ではありません。
問題は、必要なモノが手に入るか、どうかです。
このように考えて連携や提携を進めれば、交渉もうまくいくでしょう。
 

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2020/07/03

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