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ドラッカーに学ぶ 中小企業の成長戦略
ドラッカーのマネジメント論を中小企業バージョンにすると、
◇まず、既存事業を生態的ニッチ(非競争)の高収益事業に転換し、
◇その後、複数の生態的ニッチ事業を立ちあげていくマルチプル・ニッチャーになる
のが、最良の方法です。
その非競争の生態的ニッチ戦略は、「自社の強み×ペルソナ×ペルソナが求める商品×ペルソナが求める提供方法×ペルソナに対する情報発信=高収益事業」の式で表すことができます。
これで顧客を獲得し、その顧客をファン化・信者化していきます。
この方法が、もっとも単純かつ簡単な中小企業の成長戦略です。
以下は、各要素の内容です。
◆自社の強み
・ペルソナに近い顧客に評価されているものは何か?
・他社にできないことができるものは何か?
・他社がやりたがらないことがやれるものは何か?
◆ペルソナ
・自社の提供する価値・商品・提供方法を高く評価し、かつ、自社の望む条件で買ってくれる理想的な顧客像(ファン像・信者像)
・市場ニーズを細分化して、自社の強みで対応できるものに絞り込む
・その市場での特徴を明確にする
・その特徴を評価する顧客像を描く
◆ペルソナが求める商品
・提供する価値
・機能
・品質
・品揃え
◆ペルソナが求める提供方法
・サービスの充実
・顧客限定
・カスタマイズ
・数量限定
・地域限定
・販売方法
・コミュニティ
・流通チャネル
◆情報発信
・キャッチコピー
・3つの魅力
・情報発信の媒体
◆4つの選択基準
・大企業が無視する相対的に小さな市場
・業界の異常識・非常識
・めんどうくさそう
・儲かりそうにない
◆マルチプル・ニッチャー
・既存市場の細分化で、新しい生態的ニッチ市場を見つけ、次なる生態的ニッチ戦略を展開する
・進出してよいのは、共通の市場か共通の技術の領域で自社の強みが活かせること。既存市場の細分化ということで、すでに共通の市場はクリア。技術は不足の分野が出てくる可能性あり。
◆新しい事業・商品の開発手法
・商品名の変更
・用途開発
・創造的模倣
・新結合
■具体的な進め方は、下記のセミナーで習得できます。
◇既存事業の高収益化と既存商品を高付加価値化する
【藤屋式ニッチ戦略塾】6ヵ月コース(通塾コース)
【藤屋式ニッチ戦略塾】6ヵ月コース(映像コース)
2019/12/03