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脅威をチャンスに変えられないか!
発想の転換で道は開ける
「マネジメントの父」と呼ばれているドラッカーは、マイナス要因を「潜在的なチャンスとして考えなさい」と教えていました。つまり「問題」を「未対応のチャンス」と位置づけていたのです。
もちろん、どんなに努力しても一企業の努力では解決できない問題もたくさんあります。
しかし、手順を踏んで取り組めば、思っている以上に解決できる問題も多いのです。
たとえば、中小企業にとっても賃上げは、人手不足の解消、優秀な人材を採用するために避けられない状況です。
しかし、仕入高なのに価格に転嫁できない。そのうえ、来年1月からはコロナ借り入れの返済が始まります。
これはたいへんな脅威に違いありません。
ドラッカー式にいえば、「値上げが避けて通れないのであれば、値上げ決断のチャンスとして考えなさい」となります。
この際、コスト上昇分だけの値上げでなく、適性利益になるまで値上げすることです。
そうすれば、資金が制約になっていた設備投資、商品開発などの問題も解消できます。
また、一度、値上げを成功させれば、次回から値上げに対する心理的抵抗が軽減されます。
さらに、マーケティング戦略の視点では、価格による差別化が実現します。
一般の人には、「良いものは高い」という認識がありますので、値上げによって無駄な説明をしなくても、高品質のイメージを持ってもらえるのです。
このように、値上げは、一石二鳥、一石三鳥の手段です。
これは、チャンス以外の何物でもありません!
道は切り開くもの
直面する問題から逃げ回っていても道は開けません。問題に正面から向き合えば課題(やるべきこと)が見えてきます。
その解決策を考えることは「売上の伸び悩み&低利益率の経営」から「増収増益の経営」に転換させることにもつながります。
どうせ、いつかは値上げせざるをえません。
それならば、経営が悪化する前に勇気を出して値上げに取り組みましょう。
もしも、値上げに踏み切るだけの自信がない、あるいは、方法を見つけるまで時間がかかりそうだと思うのであれば、11月からスタートする【藤屋式ニッチ戦略塾 課題解決コース】に入塾ください。
ご自分で問題・課題のテーマを設定できますので、「客離れしない値上げ」「採用難の解消」「多角化」などをテーマにすることもできます。
なお、問題や解決策を他の人に知られたくない方は個別対応もします。
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なお、【客離れしない値上げの方法】の映像教材もございます。
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2022/10/20