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仕事で手抜きをしないための思考法
神々が見ている
主催している【藤屋式ニッチ戦略塾】の各会場での発表担当者は、前日にしかお伝えしません。それは、全員に発表するつもりで、課題に取り組んで頂きたいからです。
あるとき、ある会場で、「発表しなければならないときは、もっと早く教えてください」と言われました。
そのときに、ドラッカーの著書で紹介されているフェイディアスの次の言葉が浮かんできました。
ギリシャの彫刻家 フェイディアス(紀元前440年ころ)がアテネのパルテノンの屋根に立つ彫刻群を完成させた。その請求書に対して、『彫刻の背中は見えない。誰にも見えない部分まで彫って請求するとは何事か』という理由で、アテネの会計官は支払いを拒んだ。それに対して、フェイディアスは、『そんなことはない。神々が見ている』と言ったという。このあとにドラッカーは、
『プロフェッショナルの条件』より
私は到底その域に達していない。むしろ、神々に気づかれたくないことをたくさんしてきた。しかし私は、神々しか見ていなくとも、完全を求めていかなければならないということを、このとき以来、肝に銘じている。と続けています。
ニッチ先生に、「発表しなければならないときは、もっと早く教えてください」と言った塾生さんは、発表するとき以外は、「課題提出のための課題への取り組み」しかやっていないことになります。
このような姿勢で勉強しても、経営力がアップするはずはありません。
経営者の勉強すべてに通じることですが、あなたも「神々が見ている」つもりで取り組んで頂きたいと思います。
常に完璧を求めたドラッカーは、
「あなたの本のなかで最高のものはどれか」とよく聞かれる。そのときには、『次の作品です』と本気で言っている。とも書いています。
『プロフェッショナルの条件』より
仕事に手抜きをしたくなったときは、
- 神々が見ている
- 最高の作品は、次の作品
自分自身が恥ずかしくなると思います。
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2020/06/15