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ニッチの法則その9:ニッチ商品のマネ防止策
ニッチ商品を守る意識を強く持つ
類似品が出ると価格競争におちいる。どんなに欲しいものでも、選択肢があれば、比較検討します。
比較できれば、よほどのファンでない限り、魅力に大差がなければ安いほうを選びます。
その結果、せっかく開発した商品の価値が薄れていきます。
これは当たり前のことなのですが、その当たり前に対して、対策を練る中小企業は多くありません。
しかし、中小企業のマネ防止策(参入障壁)は3つあります。それを1つずつ見ていきましょう
法律でニッチ商品を守る
大企業の製造業では知財部があって、技術開発・商品開発したものは、ごくごく普通に特許申請したり、商標申請したりしています。ところが中小企業では、意外にも特許申請や商標登録をしていない会社がほとんどです。
特に商標については、多くの中小企業が何もしていません。その結果、売れ出すと他社が同じ名前で商標を取り、自社がその商品名を使えなくなることもあります。
商標だけを取って、「この商標を使いたければロイヤリティを支払え」という悪徳ビジネスをしている人もいるようです。
そうならないように、開発した技術・商品は、法律で守るという認識をもってください。
ひと手間かけてニッチな商品にしておく
法律で守らなくても、他社に「マネしたくない」と思わせれば、マネ防止になります。それは、製造や販売に「ひと手間かける」ことです。
ほとんどの会社は「楽して儲かりたい」と夢想しています。努力を嫌がるのですね。これは使えます。
人材不足の時代になっています。そこで、製造や販売に人手をかける。しかも「面倒くさい工程を、あえて作る」と、面倒くささの程度にもよりますが、マネする会社はなくなります。
そのやり方では儲かりそうにないと思わせる
業界の非常識な仕組み(バカなことを始めたな)と思わせると、マネする会社は出てきません。「これまでのやり方では利益率が低すぎる」「そんなやり方で儲かるはずがない」と思わせると、成功です。
つまり、外部から儲かる仕組みが分からないようにしておくのです。
主催している【藤屋伸二のニッチ戦略塾】の塾生さんの中には、「バカなことをしている」「儲かるはずがない方法」、言わば「業界の非常識」で売上げを伸ばし、利益を上げている人が何人もいます。
言われてみれば「なるほど!」ですが、一見、儲かりそうにないことは共通しています。
あなたも、ぜひ、このようなビジネス・モデルを見つけてください。
2019/09/17