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値上げの手順 値上げと顧客の関係
現在の顧客は、何を評価して買っている?
顧客は商品やサービスそのものを買っているわけではありません。商品やサービスを買って得られる満足を買っています。
この視点から、現在、貴社から購入あるいは利用している顧客は、どのような満足を得るために、貴社から購入あるいは利用していると思いますか?
値上げをすると顧客の質が変わる
現在の利益は、あなたが本当に望んでいる利益額ですか?もし、商品やサービス・提供方法が、価値に見合った価格になっていないとして、価値に見合うまで値上げすれば、その価格を受け入れてくれる顧客と、離れて行ってしまう顧客に二分されます。
その代わり、新規客のすべてが、値上げした価格を妥当なものだと考えてくれます。
そもそも妥当だと考えないと買ってもらえません。
そうなると、これまでの顧客の質と、値上げしてからの顧客の質は一変します。
なぜならば、値上げをするときには、値上げを受け入れる顧客を特定し、その顧客が求める商品・サービス・提供方法に近づけなければなりません。
その分、手間もかかります。
その反面、特定ニーズに絞り込むので、どんなに複雑な作業工程でもパターン化でき、業務の生産性はアップします。
しかも、提供する価値に見合った価格に値上げするので、目標とする利益を確保できるようになります。
現在の顧客に満足できていますか?
以上のような視点で現在の顧客を見たときに、現在の顧客に満足できていますか?ニッチ先生が主宰する【藤屋式ニッチ戦略塾】の塾生さんには、「値上げ」の視点から、戦略を見直してもらっています。
- どれくらい値上げしたいかを考える
- そのために、どのような状況の顧客であれば値上げを受け入れるかを考える
- その顧客の満たされていない部分を確認し、商品・サービス・提供方法を見直しする
- 対象にすべき顧客に向けて、新しい商品・サービス・提供方法のメッセージを発信する
客離れしない値上げの手順を、
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2021/03/19