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中小企業が利益を上げるには
「これでいい」と「これがいい」
市場にはマス市場とニッチ市場があります。また、顧客ニーズには「これでいいレベル」と「これがいいレベル」があります。
- マス市場における「これでいい」のは、「普及品・定番商品」です
- マス市場における「これがいい」のは、「有名ブランド商品」です
- ニッチ市場で「これでいい」のは、「提供方法に特徴がある場合」です
- ニッチ市場で「これがいい」のは、「こだわりがある商品」です
中小企業はニッチ市場で勝負すること
マス市場とニッチ市場の両方に対応すると、企業イメージが曖昧になり、中小企業はブランド化できません。ブランドが確立できないと、マス市場では売れません。
つまり、中小企業が「マス市場で、これでいい」商品を売ろうとしても、マス市場という舞台には立てないのです。
仮に、マス市場という舞台に立てたとしても売れないし、売れたとしても価格競争で利益はでません。
赤字で終わるのが関の山です。
中小企業は経営資源に限りがあるため、マス市場を対象にしてしまうと、砂浜の砂粒のように、その他大勢になって砂浜の中に埋没してしまいます。
したがって、中小企業は、マス市場を捨てる勇気が必要です。
捨てると書きましたが、そもそも、マス市場には参入できないのですから、捨てるという表現は不適切ですね。
「いさぎよく、あきらめる」に変えます。
中小企業にとって「憧れではあるが儲からないマス市場」をあきらめると、身軽になって浮上できます。
浮上するのは、売上と粗利益率です。
つまり、中小企業は、「ニッチ市場で、これがいい」か「ニッチ市場で、この提供方法がいい」と言ってもらえ、かつ、「御社の望む条件で買ってくれる顧客だけ」を対象に事業展開するしか、十分な利益を上げる方法はないのです。
以上が、私が『ニッチトップ戦略』をお薦めする理由です。
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2024/07/23